9月24日(水)から26日(金)、10月1日(水)の4日間にかけて、四條畷キャンパスの運動解析実習室において公益財団法人全日本スキー連盟のフリースタイルスキー(モーグル)のナショナルチーム強化指定選手を対象とした動作計測・解析に伴う専門技術サポートを行いました。今回で3年目の取り組みとなります。
動作分析には、健康情報学部健康情報科理学療法学専攻※ 木村佳記教授、成俊弼講師、森下聖特任講師が専門技術スタッフとして、同専攻の学生が作業補助として参加しました。計測には北海道科学大学 井野拓実講師のご協力も得ました。
取材当日はナショナルチームのトレーナーである理学療法士の徳富みずき氏の指示の下、藤木豪心選手の計測が行われました。藤木選手はサンテレビ(本社:神戸市)のスポーツ部ディレクターも務める、サラリーマンと競技選手の二足のわらじを実現している選手です。
三次元動作解析計測では実習室にある赤外線カメラで体につける反射マーカーを撮影・検知し、その位置座標を計算することで行われます。選手たちは動作解析装置の計測空間の中で、ジャンプや回転などモーグルの基本動作を行い、計測しました。
計測に参加した藤木選手は、「データ分析やトレーナーが関わって計測をすることで新しい観点が生まれる。感覚でしていたことをデータとマッチングさせることに意義があり、小さなことかもしれないが、順位に大きく影響してくると思う」と感想を述べました。
実際に計測をしながら徳富氏の指示を受けることで体の動きが変わったり、自分の体の動きに新たな発見があったりと効果がすぐに表れていました。
2026年2月には冬季オリンピックが開催されます。代表争いが激しくなる中、今回計測に参加された選手のみなさんが活躍することを期待しています。
※2025年4月より健康情報学部健康情報学科理学療法学専攻へ