10月10日(金)、四條畷警察署(大阪府大東市)にて「安心・安全なまちづくりに関する連携協定」を締結しました。締結式には四條畷警察署から山岡一馬署長、副署長、生活安全課長が出席し、本学からは大石利光理事長、塩田邦成学長、開発に携わった教員・学生が出席しました。
本協定は、警察と大学が相互に連携・協働し、AIなどのデジタル技術を活用して地域社会の安全・安心を確保することを目的としています。
締結式に先立ち、8月から施行された新条例に対応し、学生がAI技術を活用して開発した特殊詐欺の未然防止カメラを開発した本学に対して感謝状の贈呈が行われ、山岡署長から塩田学長に感謝状が手渡されました。
締結式では、山岡署長から「特殊詐欺は高齢者だけでなく若年層にも広がっており、幅広い世代に向けた効果的な啓発活動が必要」との現状報告があり、AI技術を活用した防犯活動への期待が寄せられました。
続いて、大石理事長は「創立84年を迎える本学園は、地域社会との連携を通して研究と教育の成果を社会実装してきた。今回の協定を機に、さらに地域の安全・安心に寄与していきたい」と述べました。
調印後には、10月18日(土)にイオンモール四條畷で全国地域安全運動の一環として開催される「特殊詐欺体験会」に向けた特殊詐欺等被害防止システムのデモンストレーションを行いました。
このシステムは、情報通信工学部情報工学科1,2年生および総合情報学部情報学科 中原研究室の学生が開発したもので、四條畷警察署から提供されたシナリオをもとにAIがリアルな会話を再現。来場者の手口を実際に体験してもらうことで、防犯意識を高めることを目的としています。今回は中原研究室が代表としてデモを行いました。
今回の協定をきっかけに、大学と警察が連携し、地域社会の安全・安心につなげる取り組みをさらに発展させていく予定です。