6月13日(金)、工学部基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」のプレゼンテーション大会を開催しました。
授業の冒頭では、6月6日(金)に開催されたコンテスト本選で、卵を割らずに落下させ、なおかつ的の中心に近い位置に着地させた上位3チームを「優秀賞」として表彰しました。
続くプレゼンテーション大会では、各チームが緩衝器の製作過程や工夫した点、そして取り組みを通じて得られた学びについて発表しました。審査の結果、卓越したアイデアが光った作品には「アイデア賞」、優れた発表を行ったチームには「プレゼン賞」が贈られました。これらの賞は、学科教員と学生による10点満点の投票方式で決定されました。
「アイデア賞」1位と「プレゼン賞」1位のダブル受賞を果たしたチーム「TAMEGON」は、空気抵抗を効率よく受ける傘状の構造を取り入れ、卵を横向きに配置し、内部に仕切りを設けて卵を中心に固定する工夫が施されていました。さらに、最も重視した底部には“トゲ”の構造を取り入れ、着地時の安定性と衝撃の緩和を狙いました。このこだわりの“トゲ”が効果的に機能したことが、卵が割れることなく着地できた大きな要因だったと発表しました。
また、「アイデア賞」2位と「優秀賞」2位(的の中心からの距離29.0cm)を受賞したチーム「Egg plant」は、レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターに着想を得て、プロペラ型の回転構造を採用しました。軸の安定性を高めるための回転、落下速度を抑えるための天板、衝撃を吸収する緩衝材という3つの要素を組み合わせたコンセプトをもとに設計。設計図に基づいて試作品を作成し、改良を重ねた結果、円盤部にも羽を取り付けて回転機能を強化し、卵を割ることなく着地させることに成功しました。
その他のチームも、独自の視点やアイデアを生かした装置を開発し、工夫が光る発表を行い、各チームの熱意と努力が感じられる大会となりました。
試行錯誤を重ね、自分たちの手で形にした緩衝装置。成功も失敗も含め、すべてが学生たちにとって貴重な学びの機会となりました。来年度はどのような新しいアイデアが生まれるのか、今から楽しみです。
結果は以下の通りです。
【プレゼン賞】
1位:TAMEGON
2位:オニオオハシ
3位:温泉
【アイデア賞】
1位:TAMEGON
2位:Egg plant
3位:温泉
【優秀賞】
1位:エッグい奴ら(中心からの距離/10.0cm)
2位:Egg plant(中心からの距離/29.0cm)
2位:パラシュートカゲシマ(中心からの距離/29.0cm)
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