2025.06.04
基礎理工学入門の授業で「卵落としコンテスト」に向けて装置製作
5月23日(金)と30日(金)、基礎理工学科1年生を対象に基礎理工学入門の授業の一環として、毎年恒例となっている新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」(6月6日(金)開催予定)に向けた装置の製作が行われました。
「卵落としコンテスト」は、A2サイズのケント紙1枚、はさみ、ものさし、セロハンテープなどの限られた材料を使って卵を守るための緩衝装置を製作し、卵が割れないようにOECUイノベーションスクエア3階(約10mの高さ)から落とす競技です。
物理などの科学的知識だけでなく、柔軟な発想力やモノづくりのセンスも求められる頭脳競技として、毎年大きな盛り上がりを見せています。
授業では、学生たちは1チーム3~4人のグループに分かれ、積極的に意見を出し合い、工夫を凝らしながら装置の製作に取り組んでいました。
チーム名“TAMEGON”は「はじめは卵を縦向きに入れる構造で装置を考えていましたが、横向きの方がより安定して落下できるのではないかと考え、限られた材料の中で試行錯誤を重ねました。チームで役割分担をしながら2つの試作品を作成しました。本戦では、必ず卵を割らずに落下させ、成功させます!」とチームワークの大切さと意欲を力強く語ってくれました。
チーム名“緑一色(リューイーソー)”は「どのような装置にするのかを考えていた中で、パラシュート型も候補に挙がりましたが、最終的には箱型に衝撃吸収用の緩衝材を取り付ける構造で制作しました。図面の作成や箱型装置の組み立ては難しくなかったですが、卵を守るための緩衝材の製作には想像以上に苦労しました。実際に試作品を高さ1mから落下させる実験では卵が割れなかったので、装置がまっすぐに落ちれば衝撃は吸収されると思います。本戦は約10mの高さからの落下になるため不安はありますが、まだ時間があるので試作を重ねて調整を行い、本戦に向けて仕上げていきます」と本戦への意気込みを語ってくれました。
6月6日(金)は、いよいよ「卵落としコンテスト」本戦が開催されます。本戦の模様は後日新着情報にてお知らせいたします。
プレスリリース
https://www.osakac.ac.jp/news/2025/3548