工学部基礎理工学科

2019.11.13

カフェラボプロジェクトの学外研修にて『近江商人発祥の地・てんびんの里(滋賀県東近江市)』を見学しました

工学部基礎理工学科・環境科学科・建築学科の学生が、「地域連携ボランティア入門」の一環として推進するカフェラボプロジェクト(廃研究室&廃品再生プロジェクト)では、「学内の古い教室のリノベーション」「備品の再生」「ガーデンの整備」などを行う活動を2017年以降、実施しています。

 

現在、O号館2Fの空きクラブボックスを和風にリノベーションするため、さまざまなアイディアを出し合って検討を重ねています。

今回はそのリノベーションの参考として11月7日(日)、歴史ある日本家屋が並ぶ五個荘金堂町(滋賀県東近江市)を探訪する学外研修を行いました。

 

蔵が立ち並ぶ五個荘の家並

 

五個荘は、古来より交通の要衝で、中世以降近江商人発祥地のひとつとして発展した地域です。五個荘金堂町には、江戸時代後期から昭和初期にかけて成功して財を成した、商人の古い屋敷や庭園などが残っていて、「近江商人発祥の地・てんびんの里」として、保存活動や観光資源化(1980年代後半頃~)が進められています。

 

中江準五郎邸の前にて(2019年度カフェラボメンバー)

 

研修当日は、近江商人屋敷として一般に開放されている中江準五郎邸・外村宇兵衛邸・外村繁邸・藤井彦四郎邸など、歴史ある立派な邸宅と庭園を見学しました。

 

苔むした『鈍穴流』の庭園と熱心に説明を聞く学生ら

 

いずれの邸宅も宮大工の作で、基本的には質実剛健であまり飾り気がなく、代々にわたって建替えや修理が最小限で済むように配慮されており、近江商人の質素で倹約な気質が感じられます。

庭園は、慶応元年から今もなお人々に愛されている作庭流派『鈍穴流』の継承者「花文」の三代目によって作庭されたもので、大きめの飛石と灯篭や夏目が程よく設置され、苔むして落ち着いた品のある雰囲気が漂っていました。

 

土塀・土蔵が立ち並び、水郷が張り巡らされ、江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みに、学生たちの創作意欲もますます刺激されたようでした。

今後は屋敷や庭の造作など、「近江商人発祥の地・てんびんの里」で学んだことを参考に、リノベーションにとりかかっていきたいと思います。

2019.11.12

工学部基礎理工学科の学生が熊本で開催された科学イベントで活動しました

10月27日(日)、熊本博物館(熊本県熊本市)で行われた地球電磁気・地球惑星圏学会2019年一般公開イベント「科学実験で宇宙・惑星・地球の不思議を体験しよう!」に、工学部基礎理工学科の尾花由紀准教授と同学科の学生が「地域連携ボランティア入門」の一環として、工作ブースを出展しました。

 

 

このイベントは、地球電磁気・地球惑星圏学会が、毎年秋の学会開催時にその土地で行うもので、令和初回となる今回は熊本県で開催されました。

 

 

「宇宙・惑星・地球を科学実験で体験する」をテーマに、尾花准教授と学生たちは「ピンポン球惑星工作」のブースを担当。

 

 

工作を通じて、訪れた子どもたちに宇宙・惑星・地球の面白さを体感してもらいました。

 

2019.07.03

将棋の「第75回学生名人戦」で準優勝した学生に学長表彰を行いました

 7月2日(火)、「学長賞」の授与式が寝屋川キャンパスで執り行われました。

 

 この日は、全日本学生将棋連盟主催の「第75回学生名人戦」で、準優勝の結果を出した村越翔太さん(工学部基礎理工学科4年生)が表彰を受けました。また、副賞として本学の3D造形先端加工センターで製作された「名前入りオリジナルピンバッチ」が贈られました。

 

 

 大石理事長・学長は、「努力を重ねて結果を出して本当に素晴らしい」と伝え、学部学科の教員もかけつけ、村越さんを称えました。

 

 

「将棋を11歳からはじめて今年で10年目。将棋は奥深く、陣形(攻め方・守り方)を頭に描きながら勝負しています」と村越さんは話してくれました。今後のさらなる活躍を期待します。

2019.05.24

工学部基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」を開催しました

 自作の装置に卵を入れ、割れないように高所から落とす競技「卵落としコンテスト」が5月24日(金)、寝屋川キャンパスで行われました。
 工学部基礎理工学科が開設された2007年以来、毎年続けている新入生歓迎イベントで今年で13回目。ケント紙やはさみ、ものさし、セロハンテープなどの簡易な材料で卵を守る緩衝器を製作、高さ18メートルの学舎5階からいかに卵を割らずに落とせるかを競います。
 

 

 今年は1年生67人が3~4人ずつ20チームに分かれて参加。約1ヶ月かけて議論を重ね、協力して準備を進めてきました。
 当日は各チームのリーダーが地上に設置された的をめがけて卵入りの緩衝器を落とし、20チーム中6チームが卵を割らずに“軟着陸”させることに成功。地上で見守っていた仲間や教員らから歓声が上がりました。
 
 コンテスト途中から風が吹き始め、落下途中の緩衝器があおられて階下のバルコニーに“不時着”するハプニングも。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 卵を無傷で着地させた工学部基礎理工学科1年生の永井佑弥さんは「装置の上部に切り込みを入れて羽を作り、落下のスピードを減速させたことが成功につながりました。将来はシステムエンジニアを目指しており、チームで協力してモノづくりに挑んだ今回の経験は将来、きっと生かされると思います」と自信を見せていました。

 

 コンテスト終了後は、各チームが製作のコンセプトなどを説明するプレゼンテーションを行い、自分たちの作品をアピールしました。

 落下して割れた卵は調理して、全員で賞味。数学の教員を目指している基礎理工学科1年生の長嶺聖良さんは「みんなで協力してひとつの課題に取り組めたことに大きな価値があると思います。モノづくりには失敗しても挑戦する“トライアンドエラー”の姿勢が大切であることを学びました」と笑顔で語っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 続いて表彰式が行われ、卵を割らずに、かつ最も目標に近い位置に落下させた1チームが優秀賞とホールインワン賞を受賞。わかりやすいプレゼンテーションを行ったチームやユニークなアイデアで作品を製作したチームにも賞が贈られました。

 

 

 

 同学科主任の影島賢巳教授は「グループでアイデアを出し合い、ディスカッションしながら協力してモノを作る楽しさを学生一人ひとりが感じてくれたと思います。これから過ごす大学4年間で、勉強する面白さをもっと知ってほしいです」と熱っぽく語っていました。
 
 【結果】
 最優秀作品賞「ぶいず」
 アイデア賞 「滋賀奈良大阪」「割れなかったらいいなぁ~。」
 プレゼン賞 「竜髭菜」
 ホールインワン賞 「ぶいず」※最優秀作品賞も受賞
 
 このコンテストの様子は当日夕方のテレビニュースでも放送され、反響を呼びました。

 

2019.05.10

基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」へ準備進む

 5月24日(金)に開催する工学部基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」を前に、同学科の1年生がグループの仲間と協力し、試作品の製作や調整に取り組んでいます。
 
※昨年の「卵落としコンテスト」はこちら
 
 当日使用する緩衝器は、約1カ月かけて授業の中で製作します。コンテストを2週間後に控えた5月10日(金)、学生たちはアイデアを出し合い、試作品製作に取り組んでいました。
 
 
 
 
 なかなかアイデアが浮かばず苦労しているグループもあるようでしたが、メンバー同士で協力しながら楽しそうに作業を進めていました。
 
 
 
 
 本番に向け、まだまだ改良の余地がありそうな作品も。いったいいくつのグループが卵を割らずに落とせるでしょうか。当日が楽しみです!
 

2019.03.08

カフェラボプロジェクト活動報告

 工学部の3学科(環境科学科、基礎理工学科、機械工学科)の学生たちが連携して推進する廃研究室&廃品再生プロジェクト(カフェラボプロジェクト)では、「古いものを愛でる、大切にする」をコンセプトに、本学寝屋川キャンパスの古い教室の改装、備品の修理などのリノベーション活動を行っています。
 
 2016年4月から始まったこの活動では、これまでA号館4階にある研究室をはじめとした部屋を清掃および塗装、床の張り替えやテーブル、机、棚などのレイアウトデザインなどによって、古い研究室の雰囲気が残るシンプルで落ち着いた「カフェ」として仕上げ、現在はプロジェクトの活動拠点として多目的に使用しています。
 
 プロジェクトではこのほどO号館1階エントランスの壁を塗り直し、ベンチやウォータークーラーを暖かみのある木材を使ったものにリノベーションしたほか、
 
 
 
F号館の前庭を「ガーデンラボ」として整備。3月7日(木)に行われた環境科学科の入学前ガイダンスでは、入学予定の皆さんに紹介しました。
 
 
 
 
 まだ整備途中ではありますが、ベリーベリープロジェクトと協力してベリーの畑を作るなど、学生たちが快適に使える憩いの場づくりに向けて進めています。
 
 これまでのカフェラボ記事はこちら:///

2019.01.18

Whisper Dishesの性能コンテストを行いました

 工学部基礎理工学科の学生たちが1月17日(木)、後期の授業で取り組んできた「Whisper Dishes」製作プロジェクトの最後を飾るコンテストを行いました。
 
 基礎理工学科における「基礎理工学ゼミナール」は、設定された複数のテーマから1つを選択し、これまで学修した科学や数学に関する知識や技術を駆使して、与えられたプロジェクトを達成するゼミ形式の授業です。各ゼミで課題を設定し、解決のプロセスを自ら考え、実践します。
 
 今回、尾花由紀准教授が担当する学生たちは「基礎理工学ゼミナール2」「基礎理工学ゼミナール4」で学年横断型のチームを組み、「Whisper Dishes」の製作プロジェクトに取り組みました。
 Whisper Dishesとは放物線が持つ性質を利用してパラボラアンテナ型の反射板を向かい合わせに2つ設置し、微弱な音を遠く離れた場所に伝達する装置です。離れた場所で互いに会話ができることから、科学博物館などで人気の展示物の一つです。
 
 設計図を作り3D造形先端加工センターで木材加工の実習を行うなど、約3カ月間に渡った製作を終え、いよいよこの日はプロジェクトも大詰め。実際に音を反射させてどれだけ効率よく音を集めることができるか性能を測定し、コンテストを行いました。
 
 
 コンテストではWhisper Dishes1対を規定の距離だけ離して設置し、音源スピーカーとマイクを固定したのち、コンピューターで30秒間録音。周波数解析を行って、音源周波数(2340Hz、3900Hz)に対してどれだけ大きな音を拾えたかで評価・判定しました。
 
 
 
 
 
 学生たちが製作したWhisper Dishesは形や大きさがさまざまで、「自分たちが考えた設計図通りに加工するのが大変だった」「木材加工に時間がかかった」「カーブが大事なので、この形にするのがとても難しかった」と製作時の思いを話してくれました。
 
 
 
 結果、2340Hzと3900Hzの平均で、反射板がない場合と比べて約320倍の音を記録したチームが優勝。尾花准教授は、授業でWhisper Dishesを製作するのは今回が初めてといい、「数学で放物線の焦点などを学修するが、音を反射した際、本当に焦点に集まるのか、実際に学生に体験してもらうことなどが目的。優勝したチームは規定のサイズいっぱいを使っていること、放物線の深さなどが良かったと思います」と述べました。

2018.12.25

基礎理工学科の学生が「全国大学ビブリオバトル2018」の本戦に出場しました

12月23日(日)、立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催された、「全国大学ビブリオバトル2018~大阪決戦~」本戦に工学部基礎理工学科2年 杉中天也さんが出場しました。

 

 

ビブリオバトルとは、おすすめの本の魅力を制限時間内で紹介し、投票で最も読みたい本を投票して決定するゲーム感覚の「書評合戦」です。
全国大学ビブリオバトルは、日本全国の大学生、大学院生による大会で、今年の予選(地区予選・地区決戦)は、計223回開催され111校の学生・延べ1598名が発表参加しました。

12月23日に開催された本戦には、地区決戦を勝ち抜いた36名が出場することができます。

 

 

杉中さんは、制限時間5分を上手く使い、おすすめの本である「あっ!命の授業」(ゴルゴ松本著)の魅力を伝え、観戦参加者から多くの投票を得ましたが、残念ながら準決勝で敗退となりました。

 

本戦は、激戦をくぐりぬけてきた36名の、本への想いがあふれる紹介に押されるように、会場が一体になり熱く盛り上がるビブリオバトルになりました。

2018.12.12

基礎理工学科の学生が「第34回近赤外フォーラム」で「Student Travel Award」を受賞しました

 11月20日(火)から22日(木)、北海道大学(札幌市)の学術交流会館で近赤外研究会主催「第34回近赤外フォーラム」が開催されました。同フォーラムで、真砂和希さん(工学部基礎理工学科森田研究室4年生)が「Student Travel Award」を受賞しました。

 

 

 「近赤外フォーラム」は、近赤外分光法などの非破壊計測技術や、ケモメトリックス等のデータ解析についての情報交流を目的とする情報交換会で、毎年11月ごろに開催されています。

 

 真砂さんが受賞した「Student Travel Award」は、近赤外フォーラムで研究発表を希望する学生に対し旅費等の一部を支援する制度で、近赤外研究会理事会によってインパクトのある研究発表と判断されたものが採択されます。

 

 真砂さんは、「研究を重ねて努力し受賞につながり本当に良かったです。森田先生や先輩たちのアドバイスをいただき研究を続けてこられました」と喜びを語ってくれました。

 

2018.12.10

工学部の学生が「かいぼり」に協力しました

 11月29日(金)、環境科学科と基礎理工学科の学生19人が、本学から歩いて10分ほどの場所にある寝屋川市の「五藤池」のかいぼり(池の水を排水し生物を捕獲して池を干すこと)の協力を行いました。

 

 

 学生たちは、低気温と池の中の多数の棘のある菱の実が散乱しているヘドロ、という過酷な環境下の作業に、胴長を身にまといながら生態系の確認(コイ、ゲンゴロウブナ、モツゴ、亀など)や投棄された粗大ゴミ(自転車、自動車の座席やパチンコ台)の収集など積極的に取り組み、水質や池の環境改善に貢献しました。

 

 

 「かいぼり」は、ため池の水を抜き、落ち葉が朽ちてできた栄養豊かな泥を海に流すことで、海を育てることにもつながります。最近、海苔が黒くならない原因は、水中の栄養素である窒素が減っているとされ、「かいぼり」を続けることで海の中の窒素とリンが増加し、海苔の色が改善されるといわれています。

 

 

   

(本学のこの取組みは、SDGs「6,11,14,15」に該当します)

2018.12.06

基礎理工学科の学生が「全国大学ビブリオバトル2018」の本戦に出場します

工学部基礎理工学科2年 杉中天也さんが、「全国大学ビブリオバトル2018~大阪決戦~」本戦に出場します。

 

 

ビブリオバトルとは、おすすめの本の魅力を制限時間内で紹介し、投票で最も読みたい本を投票して決定するゲーム感覚の「書評合戦」です。
全国大会ビブリオバトルは、日本全国の大学生、大学院生による大会で、本戦には、地区決戦を勝ち抜いた36名が出場します。

 

杉中さんは、本学で開催した地区予選を勝ち抜き、11月17日(土)に大阪工業大学で開催された地区決戦へ出場。
地区決戦では惜しくも2位となりましたが、特別枠として選出され、本戦への出場が決定しました。

 

「全国大学ビブリオバトル2018~大阪決戦~」本戦は、12月23日(日)に立命館大学大阪いばらきキャンパスにて開催されます。

 

【開催概要】
第9回 全国大学ビブリオバトル~大阪決戦~ 本戦
開催日時 : 2018年12月23日(日)
      開会式12:00~(開場11:30)
開催場所 :立命館大学大阪いばらきキャンパス
     「立命館いばらきフューチャープラザ」グランドホール 
主  催 : 活字文化推進会議
共  催 : ビブリオバトル普及委員会
主  管 : 読売新聞社

詳細は公式サイトをご確認ください
http://zenkoku.bibliobattle.jp/

2018.10.15

「第14回 新天地 in NEYAGAWA 2018」で本学学生が活躍!

 10月13日(土)、京阪寝屋川市駅前にて「第14回 新天地 in NEYAGAWA2018」が開催されました。本学学生の永岡佑斗さん(工学部基礎理工学科2年生)が実行委員長を務め、副実行委員長の豊村真弥さんと河村和弥さん(ともに工学部基礎理工学科2年生)らとともに尽力しました。また大石利光理事長・学長も来賓として参加しました。

 

 

 

 「新天地 in NEYAGAWA」は、「若者が元気の源となり国際交流を含めた若者同士の繋がりで地域を活性化する」いう想いのもと、近隣在住の大学生等が主体となり自発的に立ち上げ毎年行われているイベントで、大阪電気通信大学からは吹奏楽団による演奏で会場を盛り上げました。

 

 

 永岡実行委員長は「多くの方々のご協力により開催にこぎつけることができました。寝屋川市全体が盛り上がって欲しいと思います。共に愉快な新天地を作りあげましょう」と挨拶しました。

 

・実行委員長  永岡佑斗さん(工学部基礎理工学科2年生)

・副実行委員長 豊村真弥さん(工学部基礎理工学科2年生)

・副実行委員長 河村和弥さん(工学部基礎理工学科2年生)

2018.08.22

アメリカ ユタ州での宇宙線観測(多米田研究室)

基礎理工学科 多米田研究室(多米田裕一郎講師)が、アメリカ合衆国ユタ州にて、宇宙線の観測を実施しています。

 

1ヶ月におよぶユタ州西部の砂漠地帯で実施されている宇宙線の研究に、多米田研究室4年生 奥 悠弥さんも参加しています。

 


 基礎理工学科4年 奥 悠弥さん

 

宇宙線は、宇宙の空間に存在するエネルギーの大きな放射線の総称で、宇宙空間から地球に絶えず降り注いでいます。
宇宙線には、物質に働く力の根源や宇宙の成り立ちなどを解明する情報を秘められており、その起源、エネルギー、種類等について研究が行われています。

 

多米田研究室は、日本、アメリカ、ロシア、韓国、ベルギーの国際共同実験である「テレスコープアレイ実験」に参加し、これまで観測されてきた宇宙線の中でも、最高エネルギーを持つ宇宙線の起源解明に関する研究を行っています。

 

テレスコープアレイ実験で使用する大気蛍光望遠鏡/
空気シャワー中の粒子が大気を通過するときに発生する蛍光を集光し、宇宙線の飛跡を撮像します。奥さんは、この望遠鏡を構成する装置を担当しています。
 

奥さんの卒業研究テーマは「ドローンに搭載する宇宙線望遠鏡較正用光源の高精度発光タイミング生成、及び光量モニターモジュールの開発」

 

テレスコープアレイ実験は、大気蛍光望遠鏡と粒子検出器といった2種類の検出器を用いて、宇宙線により生成される大量の電子などの粒子(空気シャワー現象)を観測して宇宙線を測定します。

奥さんは、ドローンを用いて大気蛍光望遠鏡の狂いやずれを正す装置、つまり較正装置の開発に関わっています。

開発中の較正装置は、ドローンと、望遠鏡を較正するためのLED光源と、高精度GPSとで構成されています。
望遠鏡の視野内を飛行し、望遠鏡でドローンに搭載された光源を測定することで、望遠鏡が光を検出する感度や、望遠鏡が向いている方向を測定し、望遠鏡を較正します。
宇宙線のエネルギーなどの決定精度を向上させるためには、このような較正作業が大変重要です。

 

遠い宇宙の彼方で起こっている現象を伝えてくる宇宙線。
そのメッセージを正確に受け取るための研究が行われています。

 

 

実際に夜の観測中にドローンを飛ばしているところを長時間露光で撮影したもの。
夜空に星型の軌跡が写っています。

 

2018.05.25

基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」へ準備進む

61日(金)、工学部基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」を1週間前に控え、基礎理工学科の1年生が最後の仕上げや調整に取り組んでいました。

※昨年の「卵落としコンテスト」についてはこちら

 

 

 

学生たちは、メンバーでアイデアを出し合い、試行錯誤しながら製作に取り組んでいました。

工夫を凝らした個性的な作品ばかりです!

 

 

 

 4月に入学し、まだ2ヶ月足らずですが、学生たちはこの作業を通じて一気に仲良くなったようで、楽しそうに取り組む様子が印象的でした。

 

 

 

いよいよ来週が本番です!思い出に残る楽しい一日にしてくださいね。

 

2018.04.27

基礎理工学入門で図書検索演習を行いました

 

基礎理工学科1年生が、基礎理工学入門の授業で図書検索演習を行いました。

基礎理工学科では、1年生から大学図書館を活用できるように、授業内で図書検索演習を実施しています。

大学生になると、レポートを書くことを求められる講義・実験実習が数多くでてきます。
レポートは、自分の思ったこと、感じたことを書く「感想文」ではなく、課題に対して調査・研究をした内容とそれに基づく自分の意見をまとめた報告書です。

課題となるテーマの概要を理解したり、主張の根拠となる事実を探したりするためには、資料を探し、情報を集める必要があります。
そんなときに活用するのが「大学図書館」です。

膨大な蔵書の中から目当ての図書を探すためにはどうしたらいいのか―
雑誌記事・論文、新聞記事を探す方法は?―
図書館スタッフの説明を受けた上で、学科の学びに関連するキーワードを図書検索システムへ入力し、検索結果一覧から本を選びます。
そして、実際に図書館へ行き、書架から本を探しました。

また、図書館の利用方法だけでなく、引用文献の書き方や引用する際のルールなどついても学び、これからの深まっていく大学での学修スキルを高めました。

 


 

2017.12.18

宇宙線による最先端の透視技術「ミューオンラジオグラフィ」の実践

12月14日3時間目、6階だての実験棟Y号館の屋上で、強く冷たい風が吹くなか、15名の学生が実験を行いました。

基礎理工学科「基礎理工学ゼミナール」は、設定された複数のテーマから1つを選択し、これまで学習した科学や数学に関する知識や技術を駆使して、与えられたプロジェクトを達成するゼミ形式の授業です。
実験を行っているのは、多米田 裕一郎講師が担当する「ミューオンラジオグラフィー」を選択したグループです。


設置した2つの計測器が測定しているターゲットは宇宙線ミューオン。

 


ミューオンは、宇宙線に含まれる高い透過力を持つ素粒子。
医療現場や空港の手荷物検査などで幅広く利用されているX線の透過力は数cmなのに対し、ミューオンは岩盤1kmでも透過することができます。
このようなミューオンの特徴を利用し、従来の技術では不可能だった大きな構造物を非破壊で透過する技術を「ミューオンラジオグラフィー」といい、火山や原子炉、ピラミッド、など大きな構造の測定方法としても注目を集めています。

今回の実験では、Y号館各階のミューオンの数を観測。
ミューオンは、物質を通過するごとにエネルギーを失い、階を重ねるごとに、物質中で止まってしまうため、検出される数が少なくなります。
この原理を利用して、検出器で測定されたミューオンの数から、Y号館の内部構造を推定しました。

ミューオンの数の測定方法は、これまで学んだ知識から、学生が決定。
目でみることができないミューオンをカウントするため、「霧箱」と「プラスチックシンチレーション検出器」を用いて実験を行いました。

 

【シンチレーション検出器】放射線が通ると光を発する物質をシンチレータといい、この光を光電子増倍管で何倍にも増幅して電気信号に変換することで、ミューオンの数を測定する。

 

 

【霧箱】容器中のエタノールを過飽和状態にすることで、宇宙線がそこを通ると白色の霧ができる。その跡を数えることでミューオンの数を測定する。
 

 

 

2017.12.05

廃研究室&廃品再生プロジェクト(カフェラボプロジェクト)で京都伏見のリノベーション建築物等を見学しました

工学部の3学科(基礎理工学科、環境科学科、機械工学科)の学生たち15人が連携して推進する廃研究室&廃品再生プロジェクト(カフェラボプロジェクト)では、「古いものを愛でる、大切にする。」をコンセプトとして、本学寝屋川キャンパスの古い教室の改装、備品の修理などのリノベーション活動を行っています。

 

今回はそのプロジェクトの一環として12月3日(日)、京都伏見にある古い建築物のリノベーションの他、歴史的建造物を見学しました。午前中に京阪寝屋川市駅を出発し、京都伏見の呉服屋を改装したレストラン「むすびの」に赴きました。ここは京町屋の佇まいを残し、落ち着いた雰囲気が素敵なところで、お昼ご飯に京野菜とジビエ料理を頂きました。

 

 

午後は月桂冠大倉記念館を訪れ、古い酒蔵の骨組構造と明治の酒造りの技術を見学しました。

 

 

その後伏見稲荷大社を参拝し、全員で一の峰まで登り、八百万(やおよろず)の神様が祀られたこの日本的で神秘的な社が、多くの国の観光客に人気の理由を実感しました。

 

 

今回の学外研修では、韓国・湖西大学の留学生2人も参加し、日本の建築と食文化を経験するとともに、日韓の交流を深め、和やかで穏やかな1日になりました。

 

※狩猟で得た地元の天然野生鳥獣の食肉を意味するフランス語「gibier」で、本来は欧州貴族の伝統食文化

2017.12.04

基礎理工学科の学生が地球電磁気・地球惑星圏学会より感謝状をいただきました

工学部基礎理工学科の学生6人が、10月15日(日)に京都大学宇治キャンパスで開催された地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)主催の一般向け科学イベント「京都で体験!キミの知らない宇宙と地球の物語」で、会場設営や受付、誘導、展示や実験コーナーの説明を手伝い、同学会より感謝状が贈られました。

この取り組みは、同学会に所属する基礎理工学科の尾花由紀准教授が学生たちに声をかけ、参加者を募ったものです。

 

12月1日(金)には、基礎理工学科主任の柳田達雄教授が学生たちに感謝状を手渡しました。

 

 

学外の科学イベントにスタッフとして参加する機会はなかなかありませんが、学生たちは、テクノフェアやオープンキャンパスなど学内のイベントに携わった経験を活かし、スムーズに業務をこなしました。参加者の方々と交流することもでき、「よい経験になり、楽しかったです」と語っていました。

 

2017.11.21

基礎理工学科の学生が「第33回近赤外フォーラム」で「JCNIRS Student Travel Award」を受賞しました

11月15日(水)から17日(金)にかけて茨城県つくば市の筑波大学で開催された近赤外研究会主催「第33回近赤外フォーラム」で、平野大地さん(工学部基礎理工学科森田研究室4年生)が「JCNIRS Student Travel Award」を受賞しました。

 

 

「近赤外フォーラム」は、近赤外分光法などの非破壊計測技術や、ケモメトリックス等のデータ解析についての情報交流を目的とする情報交換会で、毎年11月ごろに開催されています。

 

平野さんが受賞した「JCNIRS Student Travel Award」は、近赤外フォーラムで研究発表を希望する学生に対し旅費等の一部を支援する制度で、近赤外研究会理事会によって、インパクトのある研究発表と判断されたものが採択されます。

 

 

また、本フォーラムには、森田研究室の西井崇客員研究員も参加し、ポスター発表の中で最も優秀と判断された者に授与される「Best Poster Award」を受賞しました。

 

 

2人の受賞内容は以下の通りです。

◆第33回近赤外フォーラム「JCNIRS Student Travel Award」

平野大地さん、森田成昭教授

発表タイトル:「ジオール類の濃度依存近赤外スペクトルの炭素数依存について」

概要:この研究は、生体内によくみられるポリオールは構造物性相関を解明することが難しいため、シンプルなポリオールである直鎖ジオールの炭素数を変え、近赤外スペクトルから水素結合について考察する、というものです。

 

◆第33回近赤外フォーラム「Best Poster Award」

西井崇客員研究員、上原朋之氏、森田成昭教授

発表タイトル:「NIR法を用いたフィルムコーティング錠の皮膜量測定と生産ラインへの応用」

概要:この研究は、近赤外分光法とケモメトリックスを応用して、医薬品製剤のコーティング皮膜量を定量する方法を開発したものです。

 

森田教授は、平野さんの研究について「多変量解析や二次元相関法を応用して分子構造に関する知見を発見した」と述べ、その努力と功績を称えました。平野さんは「この経験を活かし、社会人になっても活躍したい」と、受賞の喜びと将来への希望を語ってくれました。

 

2017.10.03

「地域連携 学生フォーラムin大阪2017」で本学学生が発表しました

10月1日(日)、大学コンソーシアム大阪が主催する「地域連携学生フォーラムin大阪」が大阪国際交流センターで開催され、小畠拓人さん、清水和樹さん(いずれも工学部環境科学科3年生)、鍋島史也さん、廣田大地さん(いずれも工学部基礎理工学科3年生)が「ねやファーム(寝屋川市の農家と学生を結ぶマッチングサイト)」についての取り組みを発表しました。

 

 

この取り組みは、工学部・情報通信工学部の授業科目である「地域連携プロジェクト入門」において学生が立案し、「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト2016」でグランプリを受賞したものです。(記事はこちら)今年度はプランの実現に向けて地域と連携した活動を行っており、その進捗状況について報告しました。

 

 

「ねやファーム」は、農業に興味を持つ学生と、農業を身近に感じてほしい農家を繋げ、収穫体験や販売協力などを通じて農業の活性化をめざすマッチングサイトです。2017年1月のグランプリ受賞後、4月から本格的に指導し、地元のJAやJA所属農家との提携を進め、この9月、ついにサイトを開設しました。今後は、学生参加者の登録100人を第一目標に、より魅力的なプランや、親しみやすいアプリの開発をめざします。

 

 

ねやファーム

http://neyafarm.com/