2023.05.01
基礎理工学科の学生が最高エネルギー宇宙線観測実験の遠隔観測を行いました
4月18日から4月23日にかけて、基礎理工学科の多米田研究室の坂本琉之助さん(工学部基礎理工学科4年生)が東京大学宇宙線研究所にて最高エネルギー宇宙線観測実験の遠隔観測を行いました。
多米田研究室では、最高エネルギー宇宙線の起源解明を目的としたテレスコープアレイ実験に参加しています。テレスコープアレイ実験は日米を中心とした国際共同実験で、観測装置はアメリカ合衆国のユタ州にあります。テレスコープアレイ実験では、地表検出器と大気蛍光望遠鏡(下図)といった2種類の装置を用いて、宇宙線が大気中で生成する空気シャワー現象を測定することで、宇宙線を観測しています。
今回は、多米田研究室の坂本さんが東京大学宇宙線研究所を訪問し、宇宙線研究所のスタッフと協力して日本からアメリカに設置された大気蛍光望遠鏡を遠隔操作し、宇宙線の観測を行いました。
現在、多米田研究室にも遠隔観測システムを構築し、本学からも観測が行えるように整備を進めています。