2025.04.11
宇宙線空気シャワー観測によるマルチメッセンジャー天文学の推進研究会で受賞
3月25日(火)、26日(水)の2日間、東京大学宇宙線研究所(千葉県柏市)で開催された「宇宙線空気シャワー観測によるマルチメッセンジャー天文学の推進」研究会にて多米田研究室の学生3人が研究成果報告を行い、寺元理貴さん(工学部基礎理工学科4年 多米田研究室)がアイデア賞を受賞しました。
本研究会は、マルチメッセンジャー天文学の重要なメッセンジャーのひとつである高エネルギー宇宙線・高エネルギーガンマ線の観測・解析手法の向上を目指す若手研究者を中心とした研究会です。
研究発表の内容は以下のとおりです。
【アイデア賞】
「TA 実験大気蛍光望遠鏡によるステレオ解析とEarthCAREイベントの研究」
寺元理貴(工学部基礎理工学科4年 多米田研究室)
概要:超高エネルギー宇宙線の起源解明を目的としたテレスコープアレイ(TA)実験において、2箇所以上の大気蛍光望遠鏡で観測された宇宙線空気シャワーのステレオ事象を解析し、宇宙線の質量組成の推定において重要な観測量であるXmaxの測定結果を報告しました。さらに、地球観測衛星EarthCAREから照射されるレーザーを利用して、大気蛍光望遠鏡の感度を較正する新たな手法を提案し、その初期解析結果についても報告しました。
「宇宙線空気シャワー観測によるマルチメッセンジャー天文学の推進」研究会
https://indico.cern.ch/event/1484453/
研究室紹介サイトWHO’S LAB(多米田裕一郎准教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/tameda/