2023.04.11
工学部基礎理工学科 多米田研究室の学生が第6回空気シャワー観測による宇宙線の起源探索研究会で発表しました
3月27(月)、28日(火)に名古屋大学で開催された、第6回空気シャワー観測による宇宙線の起源探索研究会で、工学部基礎理工学科 多米田研究室の学生らが発表を行いました。
本研究会は、高エネルギー宇宙線の起源探索や関連研究の研究者が集まり、2日間に渡り学生などの若手がベテランと一緒に深い議論ができることが特徴です。
工学部基礎理工学科4年 楠森優貴さんは、最高エネルギー宇宙線の起源解明を目的としたTAx4実験の大気蛍光望遠鏡の解析に関しての報告を行いました。大気蛍光望遠鏡は、宇宙から飛来する高エネルギーの放射線(宇宙線)が生成する電子などの大量の2次粒子が大気中で引き起こす発光現象(大気蛍光)を検出することで、宇宙線を測定する検出器です。本発表では、解析手法をアップデートしたことで解析の精度が向上したことが報告されました。
工学部基礎理工学科4年 小森康平さんは、大気蛍光の発光効率が大気蛍光望遠鏡のデータの解析にどのくらい影響を及ぼすかを、モンテカルロシミュレーションなどを用いて見積もりました。
今回の会場となった名古屋大学では、2023年7月に第38回宇宙線国際会議が開催される予定で、楠森さんと小森さんは大学院に進学しこの宇宙線国際会議でもポスター発表を行う予定です。
工学部 基礎理工学科
https://www.osakac.ac.jp/faculty/engineering/engs/
大学院 工学研究科
https://www.osakac.ac.jp/faculty/engineering-gr/