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紀要(2010年度)

MERI Activity Report (2010 Vol.11)

1.巻頭言(全文掲載)

平成22年度は、研究所としての本来の機能がやっと発揮できた初めての記念すべき年でした。経常費的な教育研究予算がひと頃に比べて半減し、重点配分型の研究予算もギリギリまで縮小している現在、外部予算の獲得にも難しい面が多々ありますので、今はまさに辛抱が求められるときです。そういった中でただ一つ希望が持てましたのが、研究所の予算でした。今年度の研究所予算は前年度に比べて約8倍になりました。その大半を共同利用研究設備の購入のために有効利用していただくことができました。こういった研究所予算に希望を託してやっていけば、現在の厳しい予算状況もなんとか切り抜けていくことができるのではないかとも考えております。

現在、研究所の予算は共同利用にしか使えない内規になっておりますが、現在の厳しい財政事情の中ですから、来年度からは研究所予算を共同研究のための設備購入にも使えるようにしていくべきだと考えております。それによりまして、皆さま方の研究が少しでも活性化される一助となり得るものと期待しております。もちろん、それを実現するためには、皆さま方の多方面からのご理解とご支援が是非必要です。

もう一つ考えておりますことは、研究所の組織的な面でのさらなる充実です。現在のメカトロニクス基礎研究所は、機械工学基礎部門、計測制御・ロボティックス部門、バイオエンジニアリング部門の3部門で構成されています。しかしながら、電気、電子、情報関係の研究が網羅されておりません。是非、来年度にはこれらの研究分野もカバーできる研究所組織にしていく必要があると考えております。それを実現することによりまして、研究所組織が改善・充実されるだけではなく、研究していただけるメンバーの先生方たちが増えますので研究所予算をさらに増やすことができるようになります。こういった形でわたしたちの研究環境を少しでもよりよい方向に改善することができますので、現在の厳しい財政状況に押しつぶされるのではなく、明るく希望を持ってその苦境を乗り越えていけるようになるものと期待しています。

今年度末になって平成23年3月11日に東北太平洋沖で巨大な地震が発生しました。それによる津波が甚大な被害をもたらしました。原発事故にとどまらず、政治の混迷もますます深まり、まさに日本は複合的な不全の真っただ中にあるようです。耐え難きを堪え、忍び難きを忍び、国民の一人一人が苦境を乗り越える努力をしなければならない時のようです。日本沈没といったことにならないように、来年度は、知恵を出し合ってそれぞれに与えられた役割を着実に果たしていくことが特に求められるようです。

こういったことを真摯に受け止め、メカトロニクス基礎研究所としましても、これまで以上に活発な活動をしていきたいと願っておりますので、今後ともどうぞよろしくご支援いただけますようお願い申し上げます。

メカトロニクス基礎研究所 所長 石井 徳章

2.組織説明(以下、目次のみ)

3.共同研究報告

4.共同利用報告

5.講演会

6.研究報告

  • 変動荷重軸受(エンジン潤滑など)解析のCADへの展開(小笹 俊博、新関 雅俊)
  • 遮熱・耐熱コーティングの機械的性質評価法に関する研究(脇 裕之、西川 出)
  • メカ・インテリジェント大腿義足の開発(西原 一嘉、吉田 晴行、森本 正治、藤川 智彦)
  • 円管内加速流れの乱流遷移 -加速・減速を組み合わせた場合-(西原 一嘉、石井 徳章、井口 学)
  • ネックバンド型パルスオキシメータの開発(酒井 徳昭、松村 雅史)

7.論文リスト

8.共同研究装置・共同利用装置一覧

9.編集後記

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