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紀要(2015年度)

MERI Activity Report (2015 Vol.16)

1.巻頭言(全文掲載)

人工知能、自動運転、ウェアラブルデバイス、ウェアラブルロボットなど技術革新は留まることなく、人間に関係するセンシング、ビッグデータ、脳科学、ロボティクス、IoT(Internet of Things)、エネルギー・環境などの分野が大きく成長しています。本学におきましても、開設以来、工学部、情報通信工学部、医療福祉工学部、総合情報学部、金融経済学部の5つの学部、3つの大学院研究科を有する技術系大学に成長し、情報社会ならびに超高齢社会のニーズに合った研究教育を行い、高度人材を育成しております。大学として研究活動を推進させるべくエレクトロニクス基礎研究所、メカトロニクス基礎研究所、情報学研究所があり、多くの研究成果をあげております。

メカトロニクス基礎研究所は、2009年にメカトロニクス研究施設から研究所として発足し、初代研究所長の石井徳章先生(本学名誉教授)のもとで機械工学基礎、電気・電子・情報、エネルギー・環境工学、計測制御・ロボティクス、バイオエンジニアリングの多彩な部門が開設され、人の機能や行動を支援する「人にやさしい」技術の開発など時代をリードする研究を推進しております。現在の研究所のスタッフは、工学部、総合情報学部、医療福祉工学部の教員36名におよび、大学院生約30名、学部生約110名と共同して産業機器や医療福祉機器など役に立つ機器の小型化・精密化・高機能化に関する研究を推進しております。本年度の研究業績も多数得られており、先生方の研究活動の基盤となる研究環境も予算面で前年度比約20%の増加となっております。今後も、学部学科の垣根を越えて多くの先生方にお互いに協調・協力し合って活発に活動していただけるように、予算面ならびに研究環境面の改善を進めていきたいと思います。

最近では産学連携の推進を重点的に行っており、外部の企業や研究機関、医療機関などと積極的に共同研究が推進されるように研究所が援助しております。その成果として、2015年度から独立行政法人水資源開発機構ほかと連携して『複合型曝気循環装置の最適運用』についての特定共同研究を開始しました。また、2016年からコナミスポーツ&ライフとの共同研究がスタートします。今後とも、メカトロニクス基礎研究所として、外部機関と連携した共同研究の推進、大学院生をはじめ研究所メンバーの方々の研究支援を強化していきます。

メカトロニクス基礎研究所として、特別講演会、シンポジュウムも多数開催して、大学院生や学部生の研究モティベーションを高めることに寄与できたのではと考えております。特にエネルギー、ロボティクス、臨床医工学の最先端の研究に加え、研究倫理や技術者倫理に関するテーマの特別講演では、研究に取り組んでいる大学院生、学部卒研生にとって有益な内容と考えております。

以上のように、メカトロニクス基礎研究所は、初代所長の石井先生の意思を引き継ぎ、企業の方々との連携を推進していきたいと考えております。メカトロニクス基礎研究所の研究活動が社会に役に立ち世の中を変えるように、皆様方とともに発展できるように努力いたしますので、よろしくお願いいたします。

メカトロニクス基礎研究所 所長 松村 雅史

2.組織説明(以下、目次のみ)

3.共同研究報告

4.共同利用報告

5.講演会

6.研究報告

  • Zバッファを用いたバーチャル肝臓手術シミュレータの開発(大西 克彦、小枝 正直、登尾 啓史、海堀 正樹)
  • 高度な肝臓手術を実現する手術支援システムに関する研究(小枝 正直、矢野 大貴、土井 万由子、大西 克彦、登尾 啓史、海堀 正樹)
  • 携帯情報端末を用いた視線入力システムの開発(疋田 真一、小野 貴彦)
  • 下肢装具足継手部の歩行機能特性と構造強度特性に関する計測・試験・評価(森本 正治、吉田 晴行、富山 弘基、橋本 泰典)
  • Development of device producing multi electrolyzed water for home care(Koichi Umimoto, Aki Kamada, Syunji Nagata)
  • 閉鎖系透析液回路を用いた血液透析システムに関する研究〜REDY装置におけるNH₃ の除去方法の検討〜(淨慶 一之、寺井 秀彰、荒木 玲人、岸本 芳樹)
  • 心臓マッサージにおける胸骨圧迫評価システムの検討(橘 克典、木田 博太)
  • 実験用モジュラー・マルチレベル変換器(MMC)の開発研究(伊与田 功、佐藤 弘亮、伊藤 義道、滝川 浩和)
  • 制御による1機無限大系統のロバスト安定化と動態安定度の向上(伊藤 義道、山本 修平、梅田 匡哉、本多 太志、伊与田 功)
  • 臭化リチウム水溶液における沸騰伝熱特性の解明と伝熱促進法の確立(森 幸治、藤川 裕介、添田 晴生、高岡 大造)
  • 環状流路内気液二相流の流動特性(森 幸治、矢野 暢彦、岡野 哲也、百済 健吾、高岡 大造、中田 亮生)
  • 小型全熱交換モジュールの開発(高岡 大造、森 幸治、三宅 泰夫、近藤 裕司)
  • 湖水循環装置の開発研究(中田 亮生、山岸 真孝、細木 祐索、野本 真広)

7.学術発表論文(業績)一覧

8.共同研究装置・共同利用装置一覧

9.編集後記

大学紹介

学生一人ひとりの興味・関心を大切にする独自の「4ステップの実学教育」をはじめ、本学の特長および、概要についてご紹介いたします。

4ステップの実学教育

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