2024.05.16
工学研究科の学生が電気関係学会関西連合大会で奨励賞を受賞
2023年11月25日(土)、26日(日)の2日間、関西学院大学(兵庫県西宮市)で開催された「令和5年電気関係学会関西連合大会」で山本大成さん(工学研究科情報工学コース1年 藤田研究室)が奨励賞を受賞しました。
電気関係学会関西連合大会は、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、電気設備学会および各関西支部からなる実行委員会が主催。関西に在住している研究者が一堂に会して研究成果発表や情報交換ができる場を提供することで、関係分野の研究及び産学連携を活発化し関西経済の発展につなげることを目的としています。
同賞は、同大会において優秀な論文発表を行った若手研究者に贈られるもので、受賞の対象となった研究発表の内容は以下の通りです。
発表テーマ「アコースティックピアノ向け演奏支援システムにおけるニューラルネットワークを用いた打鍵判定手法」
楽譜情報とピアノ演奏音からどの鍵盤が打鍵されているかを、人工知能の一手法であるニューラルネットワークを用いた深層学習で判定し、ユーザに結果を提示することで演奏支援を行うシステムを構築しました。単音だけなく重音の学習も行うことで判定精度の向上を図っています。
山本さんは「学会発表は初めてでしたが、大変光栄な賞を頂きとても嬉しいです。発表した研究ではピアノの打鍵判定を向上させるもので、特に学習用ピアノ音源の録音には気を使いながら実施しました。4月から大学院に進学しましたが、今回の経験を今後の研究活動に活かしていきたいと思います」と賞状と副賞を片手に喜びを語りました。
電子情報通信学会関西支部
藤田研究室