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2022.12.21

大学院(工学研究科建築学コース)にて HEΛIOΣ(ヘリオス)を活用した建築DXの実務演習を始めました

本学は、文部科学省が実施する令和3年度「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」に選定を受け、建築の各工程(計画、設計、施工、維持保全)においてBIMを活用したシミュレーションを行うことができる高度な専門人材の育成を産業界と連携して推進しています。
 
12月14日(水)、本学大学院(工学研究科建築学コース)では、DX補助金によって導入したソフトウェアHEΛIOΣ(ヘリオス)アカデミック版を使ってICT建築設計生産論の講義を行いました。
 
HEΛIOΣは、BIM(Building Information Modeling)と連携してコスト計算ができるソフトウェアで、大手ゼネコンをはじめ建築業界全般で広く導入されている信用性の高いソフトウェアです。ただし導入コスト面の問題もあり、現在、日本国内で実装教育を行っている大学・専門学校は数校です。
 
 
 
第13回目となる本講義は「コストマネジメント」をテーマに、HEΛIOΣの開発会社から講師を招いて実務演習を行いました。当日は、株式会社日積サーベイから高橋肇宏氏(BIMソリューション部)、田川彰氏(システム開発部)の2名を講師に、「概算/積算を事例とした設計BIMモデルの有効活用のポイント」を軸に、過去の積算モデルや連携パターンを解説いただきました。
 
 
 
その後、実際にPDFやRevit等による設計図面からデータ連携を行い、HEΛIOΣで工事費を積算する演習も実施。演習後の考察では、意匠用BIMとHEΛIOΣのデータ連携には、送り手と受け手のコミュニケーションが最も重要であること、など効率化を進める上でのポイントが示されました。
 
 
本学では、今後も「現場の即戦力となる技術とスキル」を重視した、建築系DX教育を推進していきます。
 
 
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