2020年度の電ch!の産学連携プロジェクトとして、AR落語を制作しています。
近年広くメディアに広まり、海外からの評価も高い落語と、AR(拡張現実)を掛け合わせ、日本文化をより身近に感じて体験できるコンテンツを目指しており、本物の寄席に観に行きたいと感じさせ、落語のより一層の発展に寄与することを目的としています。
夏には、落語家の桂米紫師匠を四條畷キャンパスにお招きして、モーションと音声の収録を行いました。
モーションキャプチャー用のアクタースーツを着用した米紫師匠の落語を披露していただき、身体や指の動き、表情、声などを一度に収録しました。
この収録した身体の動きは、リアルタイムで事前に制作された米紫師匠の3Dモデルに反映され、大きく身振り手振りをするキャラクターは、とても生き生きしていました。
今回収録に音声収録のサポートなどで参加した、ゲーム&メディア学科2年生の問屋さんは「元々落語が好きだったので、これから編集の段階が楽しみです。今後に活かせるよう頑張ります」と話していました。
この様子は、デジタルゲーム学科とゲーム&メディア学科の2年生が履修するプロジェクト実習1の授業でもリモートで中継されました。
担当のナガタタケシ准教授は今後について「2025年の大阪万博に向けて、大阪の笑いの文化、上方落語を世界のどこからでも楽しく鑑賞できるコンテンツを開発していきたいと考えています。」と語りました。