SDGs(Sustainable Development Goals)は「持続可能な開発目標」として、17のグローバル目標と169のターゲットからなる、国連の開発目標です。
7月21日(水)、SDGsの本質を分かりやすく体感してもらうため、公認ファシリテーターの資格を持つ総合情報学部デジタルゲーム学科の稲浦綾講師のもと、デジタルゲーム学科の稲浦研究室とゲーム&メディア学科の森田研究室の3年生が合同でSDGsワークショップを開催し、カードゲーム「2030 SDGs」を実施しました。
一般社団法人イマココラボが開発したカードゲーム「2030 SDGs」は、SDGsの17の目標を達成するために、さまざまな価値観を持つ人がいる世界で、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。
ルールはいたってシンプル。
「与えられたお金と時間を使ってプロジェクト活動を行い、最終的にゴールを達成する」というものです。
与えられるゴールのカードは人それぞれで、時間に余裕がある暮らしを好む「悠々自適」や、お金が一番大事な「大いなる富」など、現実世界と同じようにさまざまな価値観のカードが用意されており、様々なプロジェクトを実施しながら、自分たちのゴールを目指します。
もうひとつ、このゲームの肝となるのが、経済・環境・社会からなる「世界の状況」。
プロジェクトを実行するたびに変化する「世界の状況」にどう対応していくかも大きなキーポイントです。
前半のゲームが終わり、「世界の状況」を見ながら、振り返りが行われます。
前半は少し、環境と社会の状況が良くなかったよう。後半に向けて、学生たちは自分たちの手札を眺めながら、思考を巡らせます。
後半は、「ゴール達成してない人は誰?」と声を掛け合い、参加者全員がゴールを達成できるよう、助け合う姿がみられました。
最終的に、「世界の状況」もよくなり、12チーム中10チームがゴールを達成することができました。
この結果について、稲浦講師は「SDGsの持つテーマの1つである『誰一人取り残さない世界の実現』を目指して、1つ1つの行動を大切に、自分たちの身近な事柄を振り返ってみてほしい」と学生たちにメッセージを送りました。
ゲーム後には、ゲームの中で感じたことを共有し、さらには今の世の中を見つめなおし、SDGsについて理解を深めました。そして、自分たちに繋がるさまざまなものを振り返る機会となりました。
本学では、今後もSDGsに対し積極的に取り組んでいく予定です。