12月4日(土)、本学総合情報学部ゲーム&メディア学科「社会プロジェクト実習」授業の木子・由良班が、四條畷市市民総合センターで自作のゲームを集めたイベント「なわてのゲームにチャレンジしよう!みんな集まれ!市民ゲーム大会」を開催しました。
同市内の小学生や市民が集まり、四條畷の魅力を発信するツールとして学生らが制作したゲームを体験していただきました。
木子香准教授が指導するプロジェクトチームは、南朝武将・楠正行(まさつら)の顕彰・伝承活動に取り組む市民団体「四條畷楠正行の会」の依頼を受けて、4年前から絵本制作やカルタ大会、ポスターセッションなどを開催。昨年度から由良泰人教授の班も加わり、木子・由良班のプロジェクトで37人の学生が合同でゲーム制作に参加。「遊びながら四條畷の歴史や文化を学ぼう」をテーマに取り組みました。
イベント当日は「〜楠正行が征く〜激戦!四条畷の戦い!」や「キリシタンの旅〜SHIJONAWATE〜」「荒波渡りゲーム」「街道を往く」など8種類を展示発表。東修平市長と植田篤司教育長もイベントに出席され、各ゲームを視察されました。
四條畷市の名所を巡るすごろくゲームに参加された東市長は「とてもよくできたゲームで大変盛り上がりました。四條畷市内の小・中学校では、地域に開かれた教育をめざしています。今回のイベントのように地域と大学が一緒になった取り組みは自治体として学ぶところが多く、今後の行政に活かしていきたいと思います」と語っておられました。
今春から制作に取り組んだゲーム&メディア学科3年の山西康太さんは「前期はオンライン授業でしたので、ゲームのルール作りなど設定の基礎をチームでまとめるのに苦労しました。やっと対面授業になった後期は、制作時間が限られていましたが、先生方のサポートを得てなんとか完成。自分の作ったものを学外の人たちに見てもらうことができて、とても良い経験になりました」と笑顔を見せていました。
プロジェクトチーム発足当初から講義や校外学習を担当された「四條畷楠正行の会」の扇谷昭会長は「本日はたくさんの市民の方に楽しんでいただいて良かったです。イベント終了後は私たちの会にゲームを寄贈いただき、四條畷市内の高齢者施設や福祉施設に持参して楽しんでいただく予定です。また、楠正行ゆかりの神社仏閣にも紹介して四條畷の歴史を知っていただき、魅力を広く発信していきたいです」と今後の構想について話しておられました。