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2019.11.25

「アグリビジネス創出フェア2019」に「ラズベリープロジェクト」が出展しました

農林水産省が主催する農林水産・食品分野の技術交流展示会「アグリビジネス創出フェア2019」が11月20~22日の3日間、東京ビッグサイトで開催され、本学の「ラズベリープロジェクト」が出展しました。

 

 

同フェアは全国の産学の機関が有する農林水産・食品分野などの最新の研究成果を展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し、研究機関同士や研究機関と事業者との連携を促す場として開催する技術交流展示会です。

 

 

「ラズベリープロジェクト」は、 ポリフェノールの機能性を活かした商品開発を目指す学生主体のアクティブ・ラーニンググループである「ベリーベリープロジェクト」と、本学の武田研究室(健康スポーツ科学科・武田ひとみ教授)の学生たち、ハーブの効果・効能についての研究に取り組む齊藤研究室(工学部環境科学科・齊藤安貴子教授)内のラズベリー関連の研究をする学生たち、入部研究室(電子機械工学科・入部正継教授)内のラズベリー収穫ロボットの開発研究を行う学生たちがともに活動するチーム。学部・学科、分野を超えた形で研究が広がっており、同フェアには2016年から参加しています。工学的かつ健康科学的なプロジェクトとして学内外で活動しており、同フェアに初参加の武田研究室はラズベリーリーフティーの提供を行いました。

 

 

同フェアではラズベリー果実や葉などを用いた商品展開の可能性や機能性評価についてブースを出展。「ラズベリーの機能性成分の分析」「ラズベリーリーフティーの機能性評価」「収穫ロボットの開発」の3つの研究テーマについて発表しました。13人の学生はラズベリークッキーやサイダー、リーフティーの味を来場者に体験してもらい、アンケートを実施。回答内容を集計して次の研究にフィードバックする予定です。

 

 

また、21日に行われた研究・プレゼンテーションでは「栽培法によるラズベリーの果実や葉の成分変化とその機能性」をテーマに、齊藤教授と武田教授が講演しました。まず、齊藤教授が従来は廃棄物として処分されていたラズベリーの葉について、栽培条件によるポリフェノールの成分分析結果を説明。  

続いて武田教授がラズベリーリーフティーの生理的・心理的効果について報告。『飲用後の唾液アミラーゼ活性の低下や疲労感などの気分の変化から、ストレス状態の緩和や疲労感の低下だけでなく、爽快感やリラックス感の上昇も期待できることがわかった』と研究結果を発表しました。

 

 

3日間のフェアを通じて、健康スポーツ科学科4年生の民安紳吾さんは「このフェアの参加を通して他の学科の研究内容も学ぶことができ、成長できたと思います」と語り、同学科の小原直浩さんも「ラズベリーの機能性を壊さずに美味しく飲めるように、抽出方法や温度の設定について研究を重ねてきました。一般の来場者の皆さまの感想を聞くことができてやりがいを感じました」と目を輝かせていました。

 

 

齊藤教授は「寝屋川・四條畷の2つのキャンパスを行き来しながら、3学科の枠を超えてプロジェクトを進めてきました。自分の専門分野だけでなく、違う学科の内容にも興味を示して理解し、人に説明するという経験をしたことは学生たちの糧となるでしょう」と期待を込めていました。

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