医療健康科学部 健康スポーツ科学科の中井聖教授が、1月25日(火)に行われた令和3年度京都府老人福祉施設等職員研修(主催:京都府社会福祉協議会 京都府福祉人材・研修センター、一般社団法人京都府老人福祉施設協議会、京都府地域包括・在宅介護支援センター協議会)の講師を務めました。オンラインでの研修となりましたが、京都府の高齢者施設や地域包括支援センターの職員の方々47名が参加されました。
中井教授は「コロナ禍でのフレイル予防とレクリエーション研修」と題して、フレイルの概念とその原因、コロナ禍の生活のフレイルへの影響、具体的な予防策、ICTの活用の可能性について解説しました。
その後、「介護現場の「できない」をICTを活用して「できる」に変える」をテーマにグループワークを行い、各グループのアイデアをプレゼンテーションし、全体で共有しました。
最後には、中井教授が取り組んでいるオンラインでのレクリエーションの活動例を紹介しました。
参加者の方々からは「コロナ禍でボランティアのレクリエーション支援を受けることができない」、「感染症対策から外出レクや集まって運動ができない」という課題が挙げられました。
あるグループからは、その対策として、Google Earthを使用して旅行気分を味わう活動を行っているという報告があり、一歩進んだ取り組みに皆が驚かされました。中井教授からは、昔のなじみの場所を他の方に紹介するようにすれば、回想法の効果が付け加わった取り組みとなるとアドバイスしました。