工学部4学科(電気電子工学科、電子機械工学科、機械工学科、環境科学科)と情報通信工学部通信工学科の合同開講科目(3年次)を今年度も実施しています。
この授業では、異なる学科の学生がチームを構成し、異分野の知識と技能をもとにしたプロジェクト活動を行いながら、技術者としてのチームワークを学ぶことを目的にしています。
調査研究テーマは生物模倣技術による新しい製品の開発。3つのチームに分かれてプロジェクト活動を実施し、6月15日に中間発表会が行われました。
9月中旬の最終発表会にむけ、学生たちは研究テーマ決定の過程や、研究計画等の発表に挑みました。
発表では、
「山羊の脚の構造をモチーフにしたクライミングシューズの改良」
「サメ肌とシャコの腕を模倣した壊れにくく、使いやすいスキー板の作製~通勤改造計画~」
「バッタの脚の機構を模倣~障害物を飛び超えることへの挑戦~」
など、とても面白いアイデアが飛び出していました。
発表後の質疑応答では、疑問点や掘り下げて聞きたいことなど、担当教員や他チームの学生が積極的に質問し、熱心に議論を交わしました。
中間発表の後、あるチームでは学内の3D造形先端加工センターに設置されている3Dプリンタを活用し、試作品製作を行っていくなど今後の進め方などの打ち合わせが行われていました。
今後は文献調査、学外視察、実験、データ解析、総括等を行うなど、最終発表会に向けてプロジェクト活動をさらに展開していきます。