機械工学科 阿南景子教授が、日本冷凍空調学会 学術賞を受賞しました。
日本冷凍空調学会賞は「冷凍・空気調和・ヒートポンプおよび食品冷凍などの科学・技術の向上と普及を奨励し、さらに若い研究者・技術者を育成啓発する」ことを目的に設けられ、学術賞は、前年1月1日より12月31日までの1年間に発表された論文のうち、内容が斬新で優秀なものに授与されます。
5月27日(木)、阿南教授は大石利光理事長・学長のもとを訪れ、受賞を報告しました。
今回受賞した論文は、阿南教授と昨年修了した大学院生(岡本遼介さん)が合同で取り組んだ内容です。
スクロール圧縮機で使用されているオルダムリングは、高速運転時にスラップを引き起し、激しい打撃音を発生したりオルダムリング自体が破損する場合があります。この現象を検討、解析し、スラップの動的挙動と発生限界速度を明らかにしました。さらに、簡単なモデル実験を行い、スラップ現象の発生とその動的挙動について定性的な検証を行いました。
受賞名:公益社団法人日本冷凍空調学会 日本冷凍空調学会賞 学術賞
表 題:スクロール圧縮機のオルダムリングで生じるスラップ現象
日本冷凍空調学会論文集 Vol.37,No.2掲載
受賞者:阿南 景子・岡本 遼介