情報通信工学部通信工学科の1年次配当科目「プログラミング基礎演習」では、プログラミング経験がない初心者を対象に、基本的な概念からアルゴリズムの理解まで、幅広い内容を修得し今後に活かすことを目的に授業を行っています。
今回の講義のテーマである「ソート」とは、複数のデータからなる列を、何らかの順序性に基いて順番通りになるよう並べ替えることです。
数値列を大きい順または小さい順に並べたり、文字列をアルファベット順や五十音順に並べ替えたりすることがこれにあたります。
毎年の恒例行事となっている「人間ソート」は、さまざまなアルゴリズムを学生自身がデータに扮して体験することで、数値や値で表されるプログラムの内容を理解し、知識を深める上で大いに役立っています。
「人間ソート」で体験したのは、アルゴリズムの中でも最も有名な4種類のソート法です。
「最小値選択ソート」や「最小値交換ソート」「バブルソート」といった基本的な理論と合わせ、実際にコンピュータなどに汎用されている「クイックソート」を実演することで、そのスピード感を視覚的に理解することができます。
学生からは「様々なソート手法の違いや、速度感がよくイメージできた」との声を聞くことができました。