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2025.12.12

通信工学科1年生が授業で「人間ソート」を体験しました

12月5日(金)、通信工学科1年生を対象に「プログラミング基礎演習」の授業の一環として「人間ソート」を体験しました。本授業は、プログラミングの基本概念からアルゴリズムの理解まで幅広く学び、今後の学修に活かすことを目的としています。

 

私たちの身近にあるパソコンやスマートフォン、ゲーム機のアプリケーションはすべてプログラムで動いています。さらに、家電や自動車、ロケットの制御に加え、音楽・映像制作や芸術分野での創作活動にもプログラムが欠かせません。このように現代社会はプログラムに支えられており、何かを創造するためにはプログラミング技術の修得が重要です。

 

今回の講義のテーマである「ソート」とは、複数のデータを一定の規則に従って並べ替える処理のことです。 数値を大小順に並べたり、文字列をアルファベット順・五十音順に並べ替えたりすることがこれにあたります。

 

「人間ソート」は、学生自身が“データ”となってさまざまなアルゴリズムを体験し、数値や値で表されるプログラム内容を身体的、視覚的に理解することができます。

 

当日は、基本的なアルゴリズムである『選択ソート』『交換ソート』『バブルソート』に加え、実務でも広く使用されている『クイックソート』、そしてバブルソートを改良した『コムソート』の5種類を体験しました。

学生たちは、実際に動くことで、各アルゴリズムのスピード感や仕組みの違いをより深く理解することができました。

人間ソートを体験した芦田実優さんは「授業で習ったコードを実際に友達と再現できたので、イメージしていた内容が可視化されて理解につながりました」と振り返りました。また、井元縁さんと濱田大地さんは「Scratchより処理の流れがつかみやすかったです。自分が“データ”として動くことで、入れ替わりや順番の変化がよく分かりました」と話していました。

 

今回の体験を通じて、学生たちはアルゴリズムの仕組みをより深く理解することができました。今後も本学では、楽しみながら学べる実践的な授業を通じて、プログラミングへの興味と理解を育んでいきます。

 

◆各ソートの概要について

 

研究室紹介サイト WHO'S LAB(村上恭通教授)

https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/murakami/

 

 

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