6月13日（金）、通信工学科1年生を対象に「プロジェクト活動スキル入門」の授業の一環として、株式会社マイナビ 菊井綾乃氏を講師にお招きし、就職支援講座を開催しました。

本学では、就職活動の早期化が進む社会情勢を踏まえ、低年次から実践的な就職支援プログラムを実施し、本格的な就職活動に向けた準備を進めています。

今回の講座は、「学生生活の過ごし方と卒業後の進路について考える『キャリアデザイン基礎』講座」と題し、就職情報サイト「マイナビ」の登録と、就職試験で一般的に実施されるWEBテスト（能力検査・性格検査）の受験を行いました。

能力検査では、言語（国語）、非言語・計数（数学）、一般常識が問われ、スピードと正確さが求められる内容に学生たちは真剣な表情で取り組んでいました。

テスト終了後には、菊井氏より、今回のWEBテストの結果から自分の強み・弱みを把握し、今後の対策につなげていく重要性が語られました。また、実際の就職活動では、このような筆記試験を突破することが必要不可欠であることも改めて強調されました。

次に、今後の学生生活の過ごし方についてのお話がありました。

「学生生活が将来を考えるヒントになる」とし、進路選択は「自分を知ることと仕事を知ること」の両方が重要であり、3年生になってからでは遅いと指摘されました。その上で、だからこそ1年生のうちから将来に向けた準備を始めることが大切であることを学生たちに伝えられました。

最後に「今しかできないことに積極的に取り組んでください。同じ経験をしても、取り組み方次第で成長の幅は大きく変わります。1、2年生のうちは、学業を基本にしながらも、さまざまなことに挑戦していってください。4年間はあっという間に過ぎてしまいます。大切に大学生活を過ごしましょう」とメッセージが贈られ、講座は締めくくられました。

参加した学生からは「はじめてWEBテストを受けて、まだ結果は出ていませんが、国語が苦手だと実感したのでこれから伸ばしていきたいです。入学したばかりで社会人や就職についてのイメージがわきませんでしたが、早いうちから準備を始めることの大切さを学びました」と感想を話してくれました。

将来を見据えた準備の第一歩として、学生にとって学びの多い時間となりました。今後も学生の成長を支える取り組みを継続していきます。