6月28日(火)、建築学科3年生の建築プレゼミナール2の授業で、学外施設見学の研修を行いました。
見学した施設は竹中大工道具館(兵庫県神戸市)、竹中技術実務研修センター(同県川西市)、アサヒファシリティズ技術研修センター(同県川西市)の三箇所。学生と教員は2班に分かれ、順番に施設を見学しました。
竹中大工道具館では、7つのコーナーに分かれた展示を見学。大工道具の歴史から日本と海外の道具の違い、実際に棟梁が作った建築の模型や図面等まで、大工道具の世界を学びました。
竹中技術実務研修センターは、「見て・触れて・体得する」をコンセプトとし、建築の品質のつくり込みのプロセスを次世代に伝承することを目的とした研修施設です。自然の恵みが最大限に生かされた半屋外の研修・展示空間で、実物を見たり触れたりすることで、授業で学んだことの理解を深め、施工管理の重要性を実感しました。
アサヒファシリティズ技術研修センターは、冷凍機、空調機、エアコンなどの空調設備や、給排水設備、電気設備、防災設備また中央監視盤等ビル内のあらゆる設備の仕組みを学ぶことができる研修施設です。建物管理の重要性や管理内容について説明を受けた後は、一般に目に触れる機会の少ない壁の裏側や床下、屋上、機械室など建物環境を管理するしくみを学習したり、屋内消火栓の放水を実体験したりしました。
どの施設の講師の方々も熱心に、巧みな話術で説明をしてくださり、その熱量に学生も反応して、真剣に聞き入っていました。
本研修を通して、新入生たちは学修への意欲の高まりと共に、多くの同級生や教員との親交を深めることができたと思います。