2024.06.06
建築学科2年生の授業で株式会社竹中工務店による講演が行われました
5月30日(木)、建築学科2年生のキャリア概論の授業で、株式会社竹中工務店の加藤実悠氏(大阪本店 設計部)による講演が行われました。
加藤氏が入社して初めて設計を担当した建物である本学のOECUイノベーションスクエアについて、吹き抜けや自然光の取り込み、床吹出空調など快適な環境を作る設備設計など数々の工夫やアイデアについてお話しいただきました。
また当時苦労した点について有孔折板を挙げ、原風景をコンセプトに何度も模型を作り直し試行錯誤した経験、またOECUイノベーションスクエアの設計を通して、様々な関係者と検討しその内容を設計に落とし込んだ経験からコミュニケーションの大切さについても学生へ伝えていました。
質疑応答の時間では学生たちから「苦手なことの克服方法はありますか」という質問に、「1人で解決しようとするのではなく、第三者に見てもらうことや、いろんな目線を持ってブラッシュアップすることが大事だと思います」と答えていました。
最後に加藤氏は、「建築の持つ力は、実際に体験しないと分からないことが多いです。また大学という場所は、自分のやりたいことを伸ばし、探求できる場所なので有意義な時間にしてほしい」と話し、学生たちにとっては現役の設計者から経験談を聞く非常に有意義な時間となりました。