9月24日(木)、寝屋川キャンパスの構造実験室に小型振動台が設置され、教職員向けの説明会が行われました。
この小型振動台は、建物の模型を振動させて、建物が地震を受けたときの揺れ方や壊れ方を再現し、新しい現象の発見や数値シミュレーションの検証などに使用するものです。
当面は、ダンパーを設置した建物において、地震作用中にダンパーが壊れるとダンパーを最初から設置していない場合よりも地震に対する応答が大きくなるという「地震時応答逆転現象」の検証に使用します。また、建築学科2年生対象の「建築構造力学4」や、3年生対象の「プレゼミナール」などで使用する資料や動画の作成に使用します。
今回設置された小型振動台は、地震動の高精度での再現が可能なので、数値シミュレーションで発見した新しい現象の検証が可能になります。
また、実際の地震を受けたときに建物が壊れてゆく様子を実現象として再現できるので、学生に耐震設計の重要性を実感してもらうことが可能になります。
説明会では、メーカー担当者より基本操作のレクチャーや、質疑応答を実施。参加した教職員は担当者による説明を、記録写真やメモを交えながら熱心に受けていました。
今後は調整期間を経て、全学的な設備として他学科の使用も検討しています。
本学の納入事例が製造メーカーのWebサイトで紹介されました