工学部建築学科3年生の高橋侑里さんが、株式会社長谷工コーポレーションが主催する「第14回長谷工 住まいのデザインコンペティション」で佳作を受賞しました。
このコンペティションは、建築を志す学生の人材育成を目的に2007年から継続して実施しており、社会課題や世相を反映したテーマを設定し、学生ならではの発想豊かなデザイン提案を全国より募集しています。
14回目の開催となる今回は「集まって生きるかたち」をテーマに、建築を学ぶ全国の学生から325点(応募登録731件)の応募があり、その中から1次審査通過4点と佳作10点が選ばれました。
今回高橋さんが提案した作品は『呼吸する植物体 〜空間へ導く「木の子」〜』。
建築の働きは植物に由来するという考え方をベースに、時代やニーズから空間を多様化・多角化し、代謝する持続可能なスケールを「生物共生」という集まって生きるかたちを表しています。
■高橋さんのコメント
学業など忙しい中、自分の描く建築をぶつけるいい機会であったため本コンペにこの作品を提案しました。長谷工コンペは知名度や難易度がともに高く、挑戦の意味も込めて、自分の力がどの程度か推し量るために提案しました。今回、初めてのコンペ受賞で、自分がこれまで建築を学び形にしてきたことが結果となり、とても嬉しく思います。
高橋さんの作品を含む受賞作品は、雑誌『新建築』2021年4月号にて掲載されています。
◆第14回長谷工 住まいのデザインコンペティション