建築学科1年生の授業「キャリア入門」では、チームで協力し一つのことをやり遂げるチームビルディングを就職部と株式会社マイナビとの連携により実施しました。
チームビルディングは企業の研修や新入社員教育でもよく実施される手法です。チーム内でさまざまな意見を集約し最適解を導き出したり、チームで物事を進める中で自らの得意な役割を見つけるためなどさまざまな目的で活用されます。
今回チャレンジしたのは「ペーパータワー」。A4用紙20枚を使って、できるだけ高いタワーを作ります。ルールは以下の通りです。
1.できるだけ高いタワーを少ない枚数で作ったチームの勝利
2.紙は切ったり、折ったりしてもかまわない
3.チーム内での事前作戦タイムは5分
4.作戦タイム後の組み立てタイムは7分
5.組み立てタイム終了後に、全員がタワーから手を離した状態で10秒間自立
結果、今回優勝したチームは151cm。その後、各チームは、なぜここまで高く作れたのか。他に方法はなかったのか。なぜ途中で倒れたのか。など、チームごとに検証を行いました。
講師からは、計画・実行・評価・改善といった所謂PDCAサイクルが今回のペーパータワー作成の過程に含まれていたこと。アイデアマン、分析型、司令塔型、慎重派、チームワーク型など自分の得意分野を知るきっかけにしてほしいとの話がありました。
参加した学生からは、「自分の想いを正しく相手に伝えることの難しさを学んだ」「他の人の知識を知ることで新たな発見があった」との声が聞かれました。
「キャリア入門」の授業では、1年生のうちから自身の将来を意識させる取り組みを行い、就職など将来の自分を意識させるとともに、主体性・分析力・協調性・決断力を自然に身につけてもらうことで、より充実し、得るものの多い大学生活なることを目的としています。