2016.04.29
医療福祉工学専攻の大学院生が優秀論文発表賞を受賞しました
昨年11月に開催された平成27年電気関係学会関西連合大会で、大学院医療福祉工学研究科医療福祉工学専攻2年の西本光輝さんと浦南翔一さんの発表が優秀論文発表賞に選出され、4月15日(金)に大阪市北区の中央電気倶楽部で表彰されました。
受賞内容は以下の通りです。
◆電気学会優秀論文発表賞
西本光輝さん(医療福祉工学研究科医療福祉工学専攻松村研究室2年)
講演題目:「ネックバンド型心電図計測の体動雑音の低減」
◆電子情報通信学会関西支部 優秀論文発表賞
浦南翔一さん(医療福祉工学研究科医療福祉工学専攻松村研究室2年)
講演題目:「ネックバンド型呼吸モニタリングシステムによる無呼吸・低呼吸の自動検出」
受賞した西本さんは「首にかけるだけで心電図を計測することができるデバイスで、食事中や運動中でも正確なデータがとれるよう、つまりは日常生活下で違和感なく使用できるように開発しました。将来的には、体温計のように家庭でも気軽に心電図が測れるようになることが目標です」と語ってくれました。
また、浦南さんは「首につけるマイク付きデバイスで測定した呼吸音により呼吸のモニタリングを行います。呼吸状態の悪化などの自動検出を目指しています。現段階では健常者や覚醒者を対象にしていますが、睡眠時無呼吸症候群の早期発見に役立てられるよう、これからは睡眠中の人などにも試していきたいです」と語ってくれました。
2人は今回の受賞について「松村先生や先輩方の今までの研究があったからこそ。自分たちだけのものではありません。」と感謝の気持ちを表しました。