2024.06.03
水野裕志准教授がFirst Best Paper Award受賞
5月27日(月)から29日(水)の3日間、ポルトガル セトゥバルで開催された「International Conference on Smart Grid 2024(スマートグリッド国際会議)」で、医療健康科学部医療科学科 水野裕志准教授が共著で発表したAI技術による病院エネルギー管理システムの研究でFirst Best Paper Awardを受賞しました。
この賞は、同学会で発表された最も優秀な論文の著者に対し授与されるもので、今年はポルトガル、セトゥバルを拠点に、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。
水野准教授は「台風や地震などの災害時に停電が発生した場合、病院では医療機能を維持するための電力確保が重要な課題です。病院の電力システムとして、非常時に備えたディーゼル発電機、太陽光発電と蓄電池の併用運用が検討されています。発電機の燃料備蓄容量や蓄電池容量を最適にした電力システムの運用には、電力需要予測の精度が求められます。今回発表した研究論文では、これまで提案してきたAI技術を用いた電力需要予測モデルの条件などを見直し応用することで予測精度の向上を達成することができました。これらの技術を基に、2025年度から始動される健康情報学部の教育にさらに貢献していきたいと考えています」と話ました。
■学会名:International Conference on Smart Grid 2024
■受賞名:First Best Paper Award
■論文 :Comparison of Data Partitioning Method using LSTM for Power Demand at a Clinic
■著者名:Tomoya Inagata, Yuji Mizuno, Jiyoung Choi, Fujio Kurokawa, and Nobumasa Matsui
International Conference on Smart Grid 2024
水野研究室