2024.03.15
電気電子工学科の学生が第三種電気主任技術者試験に合格しました
第三種電気主任技術者試験(以下:電験三種)で、北村将太郎さん(工学部電気電子工学科4年)が合格しました。
電験三種試験とは、3種類ある電気主任技術者のうち、第三種という区分に該当する国家資格で工場やビルなどの電気設備に関する工事・保守、運用の保安の監督を行うことができます。ビルメンテナンス業や発電事業では不可欠で、需要は非常に高いのですが、第三種電気主任技術者の不足は、2030年には2000人程度といわれ、ますます深刻化すると言われています。一方で、電験三種は難関といわれており、2023年度上期試験の合格率(全科目)は16.6%と電気系の資格の中でも取得が難しいため、しっかりとした準備が必要となります。本学では、毎年試験対策講座を開講し、科目合格者や年度によっては4科目(理論・電力・機械・法規)全てに合格する学生を輩出しています。
2022年より試験回数が年2回の実施となり、さらに2023年からは、1日で4科目すべてを受験する筆記方式に加え、科目毎に別日で行うCBT方式が導入され全国各地の試験センターで受験ができるようになりました。
北村さんは「電験三種の取得を目指したのは、同じ学科の友人に誘われたのがきっかけでした。4科目ある中の3科目(理論、機械、法規)は筆記方式で受験し、最後の1科目(電力)はCBT方式で受験し全科目に合格することができました。他にも、第一種電気工事士の資格をもっていますが、電験三種は2年次に講習を受け、それからは自分で勉強し、時間をかければかけるほど結果につながることがわかりました。在学中にこの資格を取得できたことは大きな自信になりました。4月からは社会人になるので、資格に見合った実力のある技術者になれるよう頑張ります」と新しいスタートに向けて目標を話しました。
電気電子工学科
https://www.osakac.ac.jp/faculty/engineering/eee/