2025.11.21
株式会社きんでんによる企業連携講座「送配電工学」を実施しました
電気電子工学科では、株式会社きんでんの協力のもと、企業連携講座「送配電工学」を開講しています。本講座では、企業の第一線で活躍する専門家から、専門知識に加え実務での応用とつながりを学ぶことを目的としています。
11月14日(金)の講座では、建築電気設備の設計や施工の専門家である北村康一氏を講師に迎え、「屋内電気設備」をテーマとした講座を実施しました。また、併せて、講座後には本学OECUイノベーションスクエア(A号館)の電気室の見学を行いました。
最初に、「受変電設備機器」について、電気室とキュービクル、計器用変圧変流器、変圧器とその種類等さまざまな装置や単線結線図などを写真やデータを用いてわかりやすく解説していただきました。
続いて、「設計の概略手順」について最大電力の予測や契約電力の想定方法を説明いただき、学生たちは熱心にメモを取りながら聞き入っていました。
演習問題として“事務所ビルを新築する際の変圧器容量の算出”にも取り組み、これまでの学修内容をもとに考えながら、真剣に答えを導き出していました。
また、実際に使用されていた受電設備機器(除去品)を用いた説明も行われ、教室で学んだ内容を実機の構造と照らし合わせることで、理解がより深まりました。
最後には、OECUイノベーションスクエア(A号館)の電気室を見学し、普段は入る機会のない電気室に興味津々の様子でした。
参加した学生は「変圧器容量を算出する演習は難しかったですが、解説を聞いて理解できました。送配電関係の企業に就職が決まっていて、就職前に実際の電気室を見学でき、貴重な経験になりました」と話していました。
電気電子工学科では、企業や学会との連携を通じて、現場での知識・技術に触れられる学びを展開しています。大学での学修と実社会のつながりを体験し、幅広い知識と実践力を養う取り組みを今後も進めていきます。
株式会社きんでん

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