2025.06.17
「異分野協働~学科横断型プロジェクト~」中間発表会を開催
工学部4学科(電気電子工学科、電子機械工学科、機械工学科、環境科学科※)と情報通信工学部1学科(通信工学科)の合同開講科目(3年次)を今年度も実施しています。
技術者や研究者の仕事は専門分野間の複合化が進み、他分野の専門能力をもつ人との協働が不可欠となっています。本プロジェクトでは、チームで仕事をする上で特に必要となる、他分野の人と協働するための能力を身に着けることを目的としています。新しい製品を創作していく際には、必ずしも解が一つでない課題に対して、種々の学問・技術を利用して、実現可能な解を見つけ出していくことが必要となりますが、プロジェクトを通じてその意義と必要となる視点を理解します。
学生たちは異なる学科の学生とチームを構成し、異分野の知識と技能をもとにしたプロジェクト活動を行いながら、技術者としてのチームワークとモノづくりを学んでいます。
3つのチームに分かれてプロジェクト活動を実施し、12月の最終発表会にむけ、6月11日(水)に学生たちは研究テーマ決定の過程や、研究計画等の中間発表に挑みました。
3つのチームのテーマは以下の通りです。
「カンガルーの生物模倣」
「カギムシの生物模倣による放水の仕組み」
「猫の舌を応用した掃除用具の開発について」
どのチームも製作方法からコストに至るまで幾度となく討論を重ね、今回の中間発表を迎えました。各チームが工夫を凝らしたアイデアを披露する中、あるチームは「レゴブロック」の特性に着目し、独自の研究を進めていました。
質疑応答では、他チームの学生や教員が積極的に質問し、熱心に議論を交わしました。
今回の学科横断型プロジェクトを通じて、学生たちは自分の専門外の知識と技能も取り入れることで、より実用的なアイデアが生まれることを実感しているようです。
最終的にどのような製品ができるのか。12月の最終発表会を楽しみにしていただければと思います。
※2024年4月より環境科学科は基礎理工学科 環境化学専攻へ