2025.01.21
「ヘルスケアのOR」第20回研究会(学生発表会)で研究発表を行いました
12月21日(土)、政策研究大学院大学(東京都港区)で開催された「ヘルスケアのOR」第20回研究会で梶原唯斗さん(情報通信工学部情報工学科4年)が研究発表を行いました。
公益社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会は、オペレーションズ・リサーチ(困っていることを科学的に解決するための問題解決学)に関する情報交換や発表を行っているコミュニティです。ORの理論の研究や手法の開発、企業経営や行政における具体的な問題への手法の活用を図るとともに、情報交換、海外との交流を目的としています。
研究発表の内容は以下の通りです。
テーマ:「患者の状態と投与履歴を考慮したRNNを用いた患者状態の表現学習」
梶原唯斗(情報通信工学部情報工学科4年)
阪口昌彦(情報通信工学部情報工学科准教授)
概要:本研究では、HIV感染症を例に分析を行い、多剤併用療法を開始したHIV感染症患者の検査値と投与薬剤の合成患者データを使用し、リカレントニューラルネットワークを用いて履歴を含んだ新たな特徴量を作成するネットワークモデルを構築。このモデルを強化学習等に活用することで、履歴と現在の状態に対しての投与薬剤選択分析の一手法となる可能性を示した。
■発表学生のコメント 梶原唯斗(情報通信工学部情報工学科4年)
「テーブルデータからさまざまな分析を行って、新たな結果や気付きを得ることが興味深く、研究に没頭していたところ阪口准教授からお声がけをいただき、研究発表会に参加しました。分析では、ニューラルネットワークや強化学習といった機械学習手法を用いましたが、これまでに本格的な機械学習の実装経験がなく、学習構造やプログラムの理解に苦労しました。今後の目標は、卒業研究発表でこれまで行ってきた研究内容をしっかり伝えられるよう、準備を進めていきたいと思います」
「ヘルスケアのOR」第20回研究会
【開催報告】「ヘルスケアのOR」第20回研究会
研究室紹介サイトWHO’S LAB(阪口昌彦准教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/sakaguchi/