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2024.06.21

「異分野協働~学科横断型プロジェクト~」中間発表会を開催

工学部4学科[電気電子工学科電子機械工学科機械工学科環境科学科※]と情報通信工学部1学科[通信工学科]の3年次合同開講科目を今年度も実施しています。
2024年4月より基礎理工学科 環境化学専攻へ
 
技術者や研究者の仕事は専門分野間の複合化が進み、他分野の専門能力をもつ人との協働が不可欠となっています。本プロジェクトでは、チームで仕事をする上で特に必要となる他分野の人と協働するための能力を身に着けることを目的としています。新しい製品を創作していく際には、必ずしも解が一つでない課題に対して、種々の学問・技術を利用して、実現可能な解を見つけ出していくことが必要となりますが、プロジェクトを通じてその意義と必要となる視点を理解します。
 
学生たちは異なる学科の学生とチームを構成し、異分野の知識と技能をもとにしたプロジェクト活動を行いながら、技術者としてのチームワークとモノづくりを学んでいます。
 
調査研究テーマは生物模倣技術による新しい製品の開発。5つのチームに分かれてプロジェクト活動を実施し、12月の最終発表会にむけ、6月19日(水)に学生たちは研究テーマ決定の過程や、研究計画等の中間発表に挑みました。
 
 
 
それぞれのチームが工夫を凝らしたアイデアを披露する中、あるチームでは、自然災害のリスクがある日本の実情に着目し、避難所での生活の質を向上させたいという想いから検討を進めました。ストレスの原因となる避難所での「プライバシー」と「音」の問題を軽減させるため、高音域から低音域まで吸収でき、かつ薄い吸音材の開発を行うというものです。
 
 
また、クモの足を模倣したロボットの開発を進めるチームでは、人間が作業できないような過酷な環境でも対応でき、かつ足が1-2本壊れたとしても活動ができるような機体を検討するなど、災害現場での課題解決をめざした発表もありました。
 
 
発表後の質疑応答では、耐久性や実現可能性など、他チームの学生や教員が積極的に質問し、熱心に議論を交わしました。
 
今後は12月の最終発表会へ向けて文献調査、学外視察、実験、回路設計、プログラミング、データ解析等を行い、最終の製品開発へ繋げていきます。
あるチームでは学内の3D造形先端加工センターに設置されている工作機械を活用し、試作品の製作を行うとのことです。
 
今回の学科横断型プロジェクトを通じて、学生たちは自分の専門外の知識と技能も取り入れることで、より実用的なアイデアが生まれることについて実感しているようです。
最終的にどのような製品ができるのか。12月の最終発表会を楽しみにしていただければと思います。
 
 
5つのチームのテーマは以下の通りです。
「クモの足を模倣した持続型ロボットの開発」
「クモの生物模倣学(歩行器への応用)」
「シャチの超音波技術を搭載し、オオオニバスの生物模倣を利用した水上専用靴の開発」
「蛾の翅を応用した薄い吸音材の開発」
「ヘビの動きを模倣した掃除ロボット」 
 

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