11月24日(火)、工学研究科の大学院生と環境科学科の田中孝徳講師が、特定非営利活動法人NPO birthや地元交野市のボランティア団体などと共に、交野市立教育文化会館前の「久池」のかいぼり(池の水を排水し生物を捕獲して池を干すこと)の協力を行いました。
学生たちは、低気温とヘドロ、という過酷な環境下の作業に、胴長を身にまといながら生態系の確認(イシガメ、タモロコ、ゲンゴロウブナ、ヨシノボリ、スジエビなど)や投棄された粗大ゴミの収集など積極的に取り組み、水質や池の環境改善に貢献しました。
「かいぼり」は、ため池の水を抜き、落ち葉が朽ちてできた栄養豊かな泥を海に流すことで、海を育てることにもつながります。最近、海苔が黒くならない原因は、水中の栄養素である窒素が減っているとされ、「かいぼり」を続けることで海の中の窒素とリンが増加し、海苔の色が改善されるといわれています。
(本学のこの取組みは、SDGs「6,11,14,15」に該当します)