BitSummit運営委員会が主催する学生ゲームジャムに、今年度も本学から学生が参加しています。
7月2日(土)、3日(日)に開催された「BitSummit 学生Game Jam」の集中作業日では本学から総合情報学部 デジタルゲーム学科とゲーム&メディア学科の学生6名と運営側へのサポート教員2名が参加しました。このイベントはオンライン・オフラインを併用して実施され、本学で3名の学生がオフライン会場となる、コワーキングスペースの九条湯とホテルアンテルーム京都からイベントに参加しました。
今年度は8月6日(土)、7日(日)の2日間、京都市勧業館みやこめっせで開催されるインディーゲーム国内最大級のイベント「BitSummit X-Roads / ビットサミット クロスロード」に向けて、各チームの学生は他大学・専門学校の学生と共にゲーム制作を行っています。
「BitSummit X-Roads / ビットサミット クロスロード」の詳細は以下からご覧ください。
また去年の本イベント参加の様子は以下の記事からご確認ください。
今年度も全国から100人程度の学生が参加しており、全10チームがイベントに向けて制作活動を行っています。
5月末にチームメイクが行われ、それから1ヶ月ほどはオンライン上でのゲーム企画の検討、運営による勉強会、ゲーム企画のプレゼンテーションなどを実施しています。5月21日(土)にはサポートスタッフとして参加している本学デジタルゲーム学科の森善龍特任准教授による出張講義として、ゲームアイディアを出す際に使用される手法のブレインストーミングの体験会などが実施されました。
各学校から意欲的な学生が参加している本イベントでは、すでに運営サイドやゲストで参加しているゲーム業界関係者から各種フィードバックを受けながら、各チームがゲームの本制作に入っています。
今回2日と3日に実施されたのは、「BitSummit X-Roads / ビットサミット クロスロード」の本番展示に向けて完成度を一気に高めることを目的とした集中作業日です。参加が可能な学生はオフライン会場に足を運び、チームメンバーと席を並べながら集中して制作を行いました。
ゲーム&メディア学科の大田さん(右)
上記の大田さんが参加しているチームのオンラインプレゼン
各チーム、顔を合わせるのが初めてのメンバーが多く、最初は緊張した様子も見られましたが、実際に作業を始めるとオンライン同様に活発な意見交換が行われ、和気藹々としつつも真剣に作業に打ち込む様子が見て取れました。
本イベントはBitSummit運営委員会のメンバー以外にも各大学・専門学校の教員が参加しており、ゲーム&メディア学科のナガタタケシ准教授もその1人です。メディアアーティストとしてグラフィック面でのアドバイスや、学生が機材トラブルに陥った時の技術サポートとしても対面会場で活躍していました。
ゲーム&メディア学科 ナガタタケシ准教授
本学からオフラインで集中作業イベントに参加したデジタルゲーム学科3年生の山本さんはゲームプログラマーとして参加しています。山本さんは大学に入る前から個人としてゲーム制作の技術を磨いていました。今回は満を辞しての外部イベント参加となり、今まで培ってきた技術を存分に発揮しています。とはいえ各メンバーは様々な大学や専門学校から参加しており、個々人の予定の調整や制作を進める上でのコミュニケーションに齟齬が生じる場合など、様々な苦労があるそうです。そういった部分を同じチームに参加しているデジタルゲーム学科2年生の金井さんが、企画メンバーとしてサポートしています。企画アイデアの取りまとめやチームメンバーのスケジュール調整まで、サブリーダーとして参加し、チームのサポートを行っています。合わせてゲームのエフェクト制作も兼任しているとのことです。
デジタルゲーム学科 山本さん(左) 金井さん(右)
山本さんインタビュー
「オフラインでのチーム作業は、ネット上だけのやり取りと比較して、意思疎通のしやすさを実感できました。表情や動作を見ることで、文章と声だけのやり取りで生じてしまった齟齬に向き合えたと考えています。本番までの期間は、二日間の学びを無下にせず、良い発表ができるように取り組んでいきたいです」
金井さんインタビュー
「実際に対面で作業するとチームから出た質問や確認事項について、自分が受け持つ作業とは別に素早い対応が必要になる為、とても難しかったですが良い経験になりました。メンバーが集まって行う集中作業はかなり効率が良く、チームの士気を上げることにも繋がりました。今後も開発スケジュールを組む際の参考にしたいです」
本イベントで制作された作品は、「BitSummit X-Roads / ビットサミット クロスロード」に展示される予定です。
今後の続報にどうぞご期待ください。