8月23日(火)、総合情報学部ゲーム&メディア学科 木子ゼミが四條畷市市民総合センターで夏休みキッズランド「盤双六あそび」体験を開催しました。同市内の小学生14名が、木子ゼミの研究テーマである古代盤上遊戯「盤双六」を楽しみました。
「盤双六」は、古代エジプトの盤上遊戯を起源として、3世紀頃に中東からシルクロードを経て中国へ、7世紀頃に日本に伝来とされています。それから江戸時代末期に至るまで長く、多くの人々に楽しまれていました。
体験会では始めに、4年生のゼミ生が盤双六の歴史や、使用する白黒の駒やサイコロ、盤の紹介、簡単なルール説明を行いました。参加した小学生の皆さんは真剣な様子で聞き入り、質問が飛び交いました。
その後、実際にペアを作って「柳」や「本双六」の遊戯法で遊んでいただきました。小学生の皆さんはすぐにルールを理解し、初対面のペアもゲームを通じて打ち解け、楽しそうな様子で戦いに挑んでいました。どのペアも、終了間際まで一進一退の攻防を繰り広げ、会場は白熱した空気に包まれました。
体験終了後には、小学生の皆さんは歴史についての資料を見ながら学生に質問をしたり、木子ゼミで保存されている江戸時代の盤双六のセットを触ってみたりと、興味が尽きない様子でした。
ゲーム&メディア学科4年 林田竜汰さんは「先月開催されたテクノフェアでも親子で盤双六を楽しんでいただきましたが、今回は小学生の皆さんだけで体験いただいたので、違った盛り上がりがありました。皆さんが楽しんでいてとても嬉しかったです。今回の発見を今後の研究に活かします」と話してくれました。