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2025.07.28

日本最大級のインディーゲームの祭典に出展しました。

7月18日(金)から20日(日)までの3日間、京都市勧業館みやこめっせ(京都市左京区)で開催された国内最大級のインディーゲームイベント「BitSummit the 13th」に、本学がブース出展しました。

 

 

「BitSummit」は、2012年に発足した「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信する」ことを目的としたイベントで、ゲーム開発者が世界に向けて才能を発揮する場として、業界内外から高い注目を集めています。本学は今年で9回目の出展となりました。2003年に日本で初めて「ゲーム」を冠した「デジタルゲーム学科」を開設した本学は、これまでの教育成果を発信する場として、継続的に参加しています。

 

審査を経て選出された10作品を出展

今回出展したのは、学内での書類審査・中間審査・最終プレゼン審査を経て選ばれた本学ブースに展示された6作品と、外部のコンペで選ばれた4作品の計10作品。学生たちは、来場した一般の方々はもちろん、ゲームメーカーの開発者にも作品の魅力や制作エピソードを積極的に紹介し、活発な交流を行っていました。3日間で本学のブースには1,262人が訪れ、学生たちの作品に高い関心が寄せられました。

 

出展作品の一部をご紹介

『Key Typer』

キーボードのすべてのキーを使ったアクションゲームで、タイピングにアクション要素を加えることで、小さな子どもでも楽しみながらキーの位置を覚えられるよう工夫されています。

開発に携わった熊谷 悠人さん(総合情報学部デジタルゲーム学科2年)は、高校時代に友人を笑顔にしたいという思いからゲーム制作を始め、その楽しさを知り本学に進学。プログラムや3Dモデル制作の技術を習得し、チームを組んで約4か月で本作を完成させました。

 

プレイ動画はこちら(YouTube)

 

『Burnout!』

このゲームは2体のキャラクターを1人で操作し、制限時間以内にゴールまでお宝を運ぶマルチタスクアクションゲームです。2人で協力して遊ぶことも可能で、ゲーム内のジャンプボタンが同期しているため、互いに声を掛け合いながら息を合わせてクリアを目指す仕組みとなっています。制作を担当したのは、リーダーである野々村 賢人さん(総合情報学部デジタルゲーム学科3年)と3Dモデラーとして参加した東野 飛燕さん(同学部同学科3年)は互いに、自分たちの制作したゲームが、海外のユーザーを含め多くの方が感嘆の声と共に楽しんでもらえた事とに制作の喜びを感じた旨を話していました。また、言語の壁を越えてゲームの魅力が伝わるという、インタラクティブメディアならではの力を改めて実感したとも語っています。

 

プレイ動画はこちら(YouTube)

 

『WHO’S YOUR MUSE?』

NHK「神ゲー創造主エボリューション」の二次審査を通過した共同制作プロジェクト。ChatGPTを活用した4人プレイ型の推理ゲームで、提示されたテーマに沿って絵を描き、AIがその中の1人の絵をもとにした作品を生成。それが誰の作品を参考にしたかを当てるというユニークな内容です。

 

本作は京都芸術大学・京都美術工芸大学の学生が企画・デザインを担当し、本学総合情報学部デジタルゲーム学科 槙石研究室の富田 悠介さん(大学院総合情報学研究科デジタルゲーム学コース1年)と浅田 直人さん(総合情報学部デジタルゲーム学科3年)、岡本 京士さん(同学部同学科3年)がプログラミングなどシステム開発を行いました。

 

京都芸術大学の石田 里奈さんは、「システムのことがわからない自分の言葉でも、大阪電気通信大学の学生は内容をしっかりと汲み取ってくれ、思い描いていたとおりのゲームに仕上げてくれた」と話しており、「ゲームイベントでの経験が豊富で、制作や出展に関するノウハウがあり、アドバイスも的確で具体的、そして非常にわかりやすかった」と感心していました。

また、本学槙石研究室の学生も「ゲームを作ったことがないデザイナーとの連携の仕方や伝え方が学べた」と語っており、両校の学生にとって学びの多い貴重な共同プロジェクトとなりました。

写真左から、本学の浅田直人さん、富田悠介さん、京都美術工芸大学の石田杏奈さん、京都芸術大学の石田里奈さん、本学の岡本京士さん 以上5名に、撮影時不在の工藤夢子さん(京都芸術大学)を加えた計6名で共同制作しました。

 

BitSummit Game Jamでも本学学生が多数受賞

会期中は、若手クリエイターの育成を目的とした産学官連携による「BitSummit Game Jam」も開催されました。約3か月間、教育機関の垣根を超えた学生同士が協力し、ゲーム制作に取り組むこのイベントには、本学から5人が参加しました。

 

各賞を受賞した学生は以下のとおりです

 

・三谷 優来さん(総合情報学部デジタルゲーム学科 2年)

『ドリームメーデー』でグランプリを受賞

・前川 真穂さん(同学部同学科 3年)

『Bid the Lid』でゲームメイカーズ賞、審査員特別賞を受賞

・川畑 虎雅さん(同学部同学科 2年)

『わっしょい!カミオコシ』で神ゲー創造主エボリューション賞、審査員特別賞を受賞

 

出展学生に限らず、多くの学生がBitSummitというイベントを通じて社会との関わりや自身の専門性を深めることができ、非常に実りの多い3日間となりました。

さらに、企業ブースには本学卒業生による作品も並び、20年以上にわたる本学の歩みと、その成果が確実に業界へと広がっていることを示す機会となりました。

 

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