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2020.12.18

新授業科目「異分野協働エンジニアリング・デザイン演習~学科横断型プロジェクト~」の最終発表会を行いました

工学部4学科(電子機械工学科、機械工学科、環境科学科、電気電子工学科)と情報通信工学部通信工学科の合同開講科目(3年次)が今年度より開始されました。
この授業では、異なる学科の学生がチームを構成し、チームワークの大切さに気づきながら、プロジェクト活動を実施します。
 ■これまでの活動の様子はこちら
 
調査研究テーマは生物模倣技術による新しい製品の開発。5チームに分かれた学生たちは、10月14日の中間発表を経て、12月16日にこれまでの成果をプレゼンする最終発表会に臨みました。
 
 
 
この日に向けて各チーム、学内の3D造形先端加工センターで3Dスキャンを行い部品製作したり、OECUイノベーションスクエアのプロジェクトルームでミーティングや実験を重ねました。
チームによっては実際に昆虫館に行き、生物の生態と行動を調べるなど、様々な準備をしてきました。
 
 ■3D造形先端加工センター 
 ■OECUイノベーションスクエア
 
 
 
今回のように他学科の学生と一緒に一つのテーマに取り組むことにより、他学科との協働作業ならではの幅広い着眼点を取り入れることができます。異なった角度から出るアイデアを皆で共有し、新たなシミュレーション方法や解析方法、設計手段を利用するなど複数の学科の学生がいるからこその発見をしながら、各チーム、プロジェクトを進めていきました。
また、一つの製作物を完成させるためには様々な知見や技術が必要になります。学生は自身の得意分野のフェーズを担当することで、自身の学科の強みや学んだ知識の意義を再発見する良い機会にもなりました。
 
今回の発表会のアイデアは、SDGs探求AWARDS 2020(http://sdgs-awards.umedai.jp/)への出展や学内のアクティブラーニング展示発表スペースである「OECU Muse」への展示を予定しています。
 
 
「学部学科の枠を超えて専門外の新たな学問にも触れ、研究のイノベーションを起こしたい」
このような学生の想いを形にする本取り組みを、教職員一同応援していきます。
 
【各チームのプロジェクト内容はこちら】
チーム1:海流発電 次世代発電への生物模倣
     ~海流発電のプロペラを楓科の種子で最大効率に~
チーム2:蝉の鳴き声の模倣
     ~蝉の共鳴室を模倣した音響機器の開発~
チーム3:生物(猛禽類の羽等)を模倣した空力特性
     ~ドローンやプロペラの騒音防止~
チーム4:ドローン運送の実用化に向けた商品の開発
     ~ネコの着地機能の応用による衝撃吸収の模倣~
チーム5:タコの脚の生物模倣
     ~タコの脚と吸盤を模倣したアームの作成~

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