10月9日(木)、理学療法学科※の学生を対象にキャリア教育の一環として、海外で活躍する卒業生の講演会を実施しました。
今回は、理学療法学科※6期生の池田俊介さん(2015年医療福祉工学部理学療法学科※卒業)にご登壇いただきました。池田さんは現在、オーストラリアのオーストラリアンフットボールリーグ(WAFL)に所属するチームの理学療法士として活躍されています。
池田さんは本学卒業後、日本の病院で2年間勤務されました。その後、オーストラリアのCurtin university Bachelor of health science Physiotherapyに進学し、オーストラリアの理学療法士の資格を取得されました。2026年2月にはさらなる資格を目指し、Curtin university Sports Physiotherapy Clinical Master Degreeへ入学する予定です。
講演では、自身の経歴やオーストラリアの大学生活、現在の勤務先の紹介、プロチームの理学療法士としての働き方など、写真を交えて詳しくお話ししていただきました。
・競技復帰まで理学療法士が関わること
・手術の見学が可能であること
・スポーツ施設での勤務
・メディカルチームには様々な資格を持った人がいて、データサイエンティストが分析を行っていること
また、仕事の厳しさについても触れられました。華やかに見える一方で、選手からは昼夜問わず連絡が入ること や、人気の職業であるため競争が激しいことなどが伝えられました。
講演後には質疑応答が行われ、事前に学生から募った質問に答えていただきました 。
仕事のやりがい:国内外に関わらず、「患者さんが直った時にやりがいを感じる」と話されました 。
海外挑戦のきっかけ:学生時代の海外旅行がきっかけとなり 、海外での生活に憧れを抱いたそうです 。
海外挑戦への準備:学生時代は人見知りだった性格を直すことから始め 、積極的に話しかけるように努力したとのことです 。また、当時の卒研担当の赤滝先生などと相談し 、まずは日本での経験を積んでから海外に挑戦することを決めたそうです 。
池田さんは、ご自身の経験を踏まえ、後輩たちに「自分の想いを伝える」「人の意見を鵜呑みにしない」「とりあえずやってみる」といったアドバイスを送りました 。
授業の最後には、学科主任の赤滝先生から学生たちに「日本だけでなく海外にも目を向け、広い視野で新しい道を見つけてほしい」と語りかけられました 。
※2025年4月より健康情報学部健康情報学科理学療法学専攻へ
健康情報学部健康情報学科理学療法学専攻
Curtin university