2025.09.12
デジタルゲーム学科・ゲーム&メディア学科3年生がゲーム試遊会を開催
8月19日(火)、寝屋川キャンパスi Loungeで、デジタルゲーム学科とゲーム&メディア学科3年生を対象とした「社会プロジェクト実習」の授業の一環として、学生が制作したゲームの中間試遊会を開催しました。寝屋川キャンパスでの開催は今回が初めての取り組みとなります。
本授業は、企業や団体、自治体と連携し、実際の課題解決に挑戦するプロジェクト型授業です。学生はチームで企画・研究・開発・制作・発表を行い、コミュニケーション力や専門知識を高めながら、社会で求められる倫理観や責任感を身につけます。
今回、試遊会を開催したのはデジタルゲーム学科 根康之准教授と森善龍住教授のクラスで、株式会社カンム 開発部 プログラマー 外川雄氏が企業パートナーとして授業をサポートしています。
試遊会には多くの学生や教職員が参加し、ゲームを体験しました。
外川氏からは世界観の表現や操作性に関する具体的なアドバイスがあり、学生たちは真剣に耳を傾けていました。今回、試遊会に参加した中で特に優秀だった3つのゲーム作品は、8月29日(金)に学内で行われた「東京ゲームショウ2025最終審査会」に参加しました。結果は見事審査を通過し、晴れて東京ゲームショウ2025の大阪電気通信大学ブースに出展されることになりました。
野々村賢人さん(デジタルゲーム学科3年)は「他チームの進捗は授業内で共有していましたが、実際にプレイすると自分たちにはない発想がありとても面白かったです。今回いただいたアドバイスを踏まえ改善点を明確にし、最終審査会に向けてブラッシュアップしていきます」と意気込みを話しました。
福井多偉さん(ゲーム&メディア学科3年)は「今回の試遊会は今後の制作に向けて大きな刺激になりました。チーム制作は初めてでタイムマネジメントや役割分担に苦労しましたが、自分たちのゲームを完成させることができました。最終的にはSteam※での販売を目指しています」と今後の目標を語りました。
外川氏は「全チームの作品を試遊して率直に感じたのは『面白い!』ということです。審査会に向けてブラッシュアップは必要ですが、チーム内の連携やタスク管理に改善の余地があります。スケジュールの見直しを行いながら、学生の発想力を最大限に引き出せればと思います」と述べました。
また、総合情報学部デジタルゲーム学科 森善龍准教授は「授業内だけでなく、多くの方にゲームを体験してもらえたことは、学生にとって非常に貴重な経験になったと思います」と振り返りました。
今回の試遊会を通じ、学生たちは制作技術だけでなく、協働力や実践力を磨くことができました。今後も授業や課外活動を通して、社会で活かせるゲーム制作力の向上を目指していきます。
※Steam:アメリカValve社が運営するPCゲーム配信・管理プラットフォーム
研究室紹介サイト WHO'S LAB(中根康之准教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/nakane/
研究室紹介サイト WHO'S LAB(森善龍准教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/mori/
株式会社 カンム