2025.09.12
夏休みの課外制作活動「OECUゲームジャム夏2025」を開催しました
8月19日(火)、20日(水)の2日間、寝屋川キャンパスコンベンションホールで、夏休みの課外制作活動「OECUゲームジャム夏2025」を開催しました。
本イベントは、ゲームデザイン研究室(総合情報学部デジタルゲーム学科 森善龍准教授)の主催で行われ、マッチングされたチームメンバーとともに、2日間でゲームの企画立案から制作までを行います。
今回は、総合情報学部デジタルゲーム学科、ゲーム&メディア学科、情報学科、情報通信工学部通信工学科、大学院総合情報学研究科総合情報学専攻デジタルゲーム学コース、デジタルアート・アニメーション学コースから約63人が参加。さらに今年は、他大学からの参加もありました。
イベントの運営を行うのは、ゲームジャム経験が豊富な3年生や4年生の先輩たちです。運営スタッフの学生により開会式が行われ「OECUゲームジャム夏2025」がスタートしました。
参加者は学部生から大学院生、他大学の学生まで学年・学科を超えて12チームに分かれ、まずはアイスブレイクとして「共通点ビンゴ」を実施しました。趣味や特技、好きなものをテーマに共通点を見つけるゲームを通して、会場は笑いや共感の声があがり、自然と打ち解けた雰囲気でチーム活動が始まりました。
続いて、今回のゲームジャムのテーマ「あつ」が発表されました。
学生たちは自由に発想を広げ、ゲーム制作に取り組みました。ゲーム制作の合間には、森准教授によるミニ講座「ざっくり座学 心構え/概要書編」が行われ、ゲームの軸となるアイデア発想のための「EMS(手段目的構造)フレームワーク」を紹介。『●●を□□して(手段)、××を△△する(目的)のゲーム』という構造でアイデアを発展させ、『◇◇しながら(感情)』も組み込む方法が紹介されました。
会場には、イベント中に自由に飲食できる菓子類が大学から用意されました。
学生たちは菓子を片手に、テーマを自由に解釈し、ゲームや遊びの企画や概要を形にしていきました。
ゲストに、東京国際工科専門職大学 デジタルエンタテインメント学科 小野憲史講師と、本学OBで現役ゲームプランナーが参加し、制作中の学生にアドバイスを送りました。
1日目を終えた学生は「他大学からの参加で企画が専門で、ゲーム制作は今回が2回目です。分野を超えた話し合いでは、知らないことや専門用語が多いですが、調べたり聞いたりしながら理解を深めています。チームのバランスも良く、明日の発表に向けて完成を目指して頑張ります」と意気込みを語りました。
2日目の午後には、各チームが制作したゲームの発表が行われました。
和気あいあいとした雰囲気の中、個性豊かな作品が披露され、会場は笑いと驚きで大いに盛り上がりました。
発表を終えた学生からは、「とても楽しかったです。役割分担や情報共有の課題はありましたが、ゲームを完成させることができて良かったです。他チームの作品や先生方からのアドバイスも参考になりました。来年も参加したいです」との感想がありました。
運営スタッフとして参加した奥村流羽さん(総合情報学部デジタルゲーム学科3年)は、今回のゲームジャムについて「1年生中心のチームも多く、固定観念にとらわれないさまざまな作品が生まれた熱いイベントとなりました。私は今回が初めての運営スタッフでしたが、参加学生をのサポーをなんとか務めることができ、まずは安心しています。自身にとっても新しい視点や心の持ちようを学べる良い経験になりました」と語りました。
本イベントを通して学生たちは、チームで協力して作品を作り上げる楽しさや難しさを体験し、ゲーム制作に必要な実践力を高める貴重な学びの機会となりました。
総合情報学部では、長期の学休期間にゲームジャムを定期開催しています。授業で培う基礎力や課外活動で培う実践力、チーム制作で培うコミュニケーション力などさまざまな技術を高め、社会におけるゲーム制作の新たな可能性を模索していきます。
在学生でゲームジャムに興味がある方は、誰でも参加可能です。参加経験者は運営側として関わることで新しい学びを得ることもできます。興味のある方はぜひ一度、挑戦してみてください。
研究室紹介サイト WHO'S LAB(森善龍准教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/mori/