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2022.07.08

電気電子工学科 濱田俊之准教授が中国電力技術研究財団の優秀研究賞を受賞しました

電気電子工学科 濱田俊之准教授が公益財団法人中国電力技術研究財団の2020年度優秀研究賞を受賞しました。
 
 
この賞は、中国電力技術研究財団から研究助成金を得て研究を行った研究者の中から、特に優れた成果を挙げた研究者に与えられるものです。当年度は20件の中から2名が優秀研究賞に選定されました。
 
 
太陽光発電の増加により、ソーラーパネルの故障や自然災害などの事故が増加傾向にあります。中でも焼損に至るような故障や事故は火災や人命にかかわる重大事故へ発展するリスクがあるため、異常の早期検知や火災に発展させない安全設計が求められます。この研究では、太陽光発電が焼損に至る可能性のある「太陽光パネル内に設置されたバイパスダイオードの故障」ならびに「太陽光発電設備内で生じるアークと呼ばれる高温の放電現象」の2点について着目して、事故防止の観点から研究に取り組みました。
前者では、太陽光発電を長期間使用し続ける中でのバイパスダイオードの長期的な劣化状況の検証を行うとともに、焼損のリスクが高くなるバイパスダイオードの故障状態の解明を行いました。後者では、太陽光発電内でアークが発生したことを音響センサによって検知可能か、明らかにしました。
この研究は現在、科学研究費補助金の支援のもと宇部工業高等専門学校・大島商船高等専門学校・津山工業高等専門学校・米子工業高等専門学校に所属する4人の研究者たちと共同で太陽光発電の安全性向上と健全な普及のために研究に取り組まれています。
 
 
 
受賞名 :公益財団法人中国電力技術研究財団 2020年度優秀研究賞
受賞研究:太陽光発電設備の焼損故障防止技術及び設備内アーク検知技術の開発
     濱田 俊之

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