11月23日(水・祝)、テクノアイデアコンテスト「テクノ愛2022」がZoomミーティングを用いオンライン上で開催されました。本コンテストで、電気電子工学科4年生合田直史さんが大学の部奨励賞を受賞しました。
同コンテストは、将来の産業・科学技術の発展を担う人材の育成、科学技術やモノづくりへの関心を高めることを目的に、技術に関する幅広いアイデアを広く募集するアイデアコンテストです。今回の参加数は68組で、奨励賞はその内6組に授与されました。
合田さんは伊藤研究室(同学科 伊藤義道准教授)での卒業研究の一環として本コンテストに取り組み、「まるでゲームの世界!?新感覚 AR デバイス」というアイデアを提案。
現実世界と仮想世界を融合させるARデバイスは既に様々な種類のものが開発・利用されていますが、既存するデバイスでは画面越しでしか仮想物体を見られない点や顔の向きを動かしても同じ位置に表示されてしまう点など、依然改善の余地があります。合田さんはそのことに注目し、現実の視界を見つつ視界に映っているものに付随する形で情報や仮想物体が表示でき、更に顔の向きに応じた自然な表示を可能にするデバイスを提案しました。
また、試作機の作成には本学実験サポート課職員のサポートのもと、3D造形先端加工センターの設備のひとつである3Dプリンタを使用しました。
今回の受賞について、合田さんは「大学院生の方も参加されるようなコンテストだったので、完成度の高いアイデアと肩を並べることができて嬉しいです。卒研発表ではよりクオリティを上げたいので、今回生じた課題をもとに今後も研究を重ねていきます」と、喜びと抱負を語ってくれました。