11月29日(月)、関西電力送配電株式会社による講演会が行われました。
始めに「電力システム改革・日本のエネルギー政策と原子力発電」をテーマに同社の井村氏と中野氏による講演が行われた後、通常入ることのできない原子力発電所内のVR(バーチャルリアリティ)スコープを使い、原子炉建屋内、タービン建屋内、燃料取扱プール(核燃料を保管しているプール)を360°の視野で見学しました。
今年度前期には、電気電子工学科3年生全員に対し「原子力の必要性と原子力発電所の安全性向上の取組み・ゼロカーボンビジョンについて」をテーマに両氏が講演を行いましたが、今回は、松浦秀治教授と濱田俊之准教授の研究室のプレゼミナール生を中心に21名が参加しました。
また、これに先立ち11月16日(火)には電気電子工学科3年をメインとした約80名に対し、電気三学会(電気学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会)関西支部による「2021年度 学生のための講演会」を行い、「空を電気で飛ぶ時代へー電動航空機の開発動向ー」をテーマに大阪産業大学工学部電子情報通信工学科の岩田明彦教授より、最新の「空飛ぶ自動車」や「電動航空機」などの動画を交えながら航空機に使用される電気回路の信頼性に関するお話をいただきました。
電気電子工学科では、現場での知識・技術を熟知した方による講演や、各学会とのかかわりなどを通して、大学での学びと実社会のつながりを具体的に体験し、深みと広がりのある研究をめざします。