2024.07.02
第36回知能ロボットコンテストに自由工房プロジェクトチームが出場
6月15日(土)、16日(日)の2日間、仙台スリーエム仙台市科学館(宮城県仙台市)で開催された「第36回知能ロボットコンテスト2024」に、本学自由工房知能ロボットプロジェクトチームからチーム自由工房V2(ロボット名:前島)とチーム自由工房SH(ロボット名:vox)2チームが出場しました。
知能ロボットコンテストは、完全自動制御のロボットコンテストで、スタート時以外は人為的な操作を一切加えることなく、ロボットを使って決められた作業を時間内に行い、獲得した得点を競います。
競技は、対象物が単純なチャレンジャーズコースと、異なる形状の対象物を正確に扱うことが求められるマスターズコースに分かれています。チャレンジャーズコースでは、競技時間内にフィールドに散らばっている赤・黄・青のボール各5個と、競技者に渡される自由ボール1個を指定のゴールに選別して入れることを競います。一方、マスターズコースでは、競技時間内にフィールドに配置されたウォーターボトル、ボールピラミッド、缶、その他のボールに加え、自由ボールを含めた対象物をできるだけ多く指定のゴールに運べるかを競います。
両競技に共通するのは、作業を遂行する際の技術性やアイデア、そしてロボットの芸術性を複数の審査員が評価することです。
本学、自由工房V2と自由工房SHはチャレンジャーズコースに出場し、会場の仙台までロボットを分解して運ばなければならず、大会を前に断線やモーター位置のズレなどトラブルが発生し、予備備品や現地で調達したパーツを使い応急処置で参加しました。
受賞には至りませんでしたが、約50チームが参加し予期せぬトラブルに見舞われる中で、日ごろのシミュレーションと知識を活かして臨機応変に対応を行うことができました。
チーム自由工房V2の鈴木和彬さん(工学部電子機械工学科2年)は「初の公式大会で決勝まで進めたことは自信に繋がりました。はじめてのロボット設計で、1から勉強したので決勝までいってくれたV2には愛着があります」と話してくれました。
同チームの水車諒さん(同学科2年)は「先輩方に教わりはじめてプログラムを組み、試行錯誤しながらロボットと一緒に成長することができました。強豪チームのロボットを間近で見ることができたので、次はそのロボットを超えられるようなロボットを作って優勝したいです」と意気込みを話してくれました。
チーム自由工房SHの清水元太さん(同学科3年)は「昨年も2次予選で敗退し、今年も同じく2次予選で敗退したので悔しいです。大会に出場できるのも3年生の今年で最後になるので、安定したロボットを製作していきたいです。そして使えそうなプログラムは、後輩に残していきたいと思います」と話しました。
同チームの古野亮太さん(同学科2年)は「先輩とはじめてチームを組みましたが、要望や改善点を的確に伝えてくださるのでとてもスムーズでした。次こそは、決勝に勝ち進み優勝したいです」と目標を話しました。
【参加チーム】
チーム前島(1次予選5位通過、2次予選2位通過、決勝10位)
チームVOX(1次予選敗退、敗者復活戦2位、2次予選敗退)
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくようこれからもサポートしていきます。
第36回知能ロボットコンテスト2024
大阪電気通信大学 自由工房
https://www.osakac.ac.jp/special/jiyukobo/
大阪電気通信大学 自由工房委員会