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2023.01.05

建築学科4年生 河野眞大さん内定者インタビュー

今回、国家資格である2級建築士の資格を取得し、建築事務所に内定した建築学科4年生の河野眞大さんに、一問一答形式でインタビューさせていただきました。
 
―:建築事務所内定おめでとうございます!
河野さん:ありがとうございます!
 
―:建築学科を選んだきっかけは何だったのですか?
河野さん:高校が建築学科で、制作実習などの授業を通して商店街のベンチや身近なものをデザインしたり、実際にそれを使用する商店街の方にコンペ形式で選んでもらったりする中で、モノづくりの楽しみを知ったことから、大学の建築学科に行きたいと思うようになりました。高校では、アナログで製図することが多かったので、大学ではICTを絡めて建築を学んでみようと思い、本学の建築学科を選びました。
 
―:大学での研究内容について教えてください
河野さん:卒業研究では「自分の地元に精神障害者のためのグループホームを作る」という仮想テーマで、設計・デザインに取り組みました。設計プロセスでは、実際に介護施設で働く母親の意見を聞くなど現場の人たちの声を聞くところから始めました。そうしたインタビューから、「施設」ではなく「グループホーム」にしたほうが、開放性も増し、社会とのつながりが増すことから、困っている方達を身近に支援できるようになるのではないかと考ました。「施設」に入ることの敷居を低くすることが、本来の目的である“誰もが利用しやすい形で支援してゆく”ことになると感じたからです。
 
―:大学生活を通じて成長できた点を教えてください
河野さん:知識と経験を得られたと思うのは、「ニコニコのデザイン」プロジェクトに参加したことです。団地再生プロジェクトを通して、予算に合わせて、その中でできることを考えてイベントなどを企画し、実際に運営してゆくので、実践的であり実務的なことが経験できました。また、印象に残っているのは「建築設計実習」。最初は小さな木造住宅、次に音楽ホールなどの大きな施設、最終的には病院を設計しました。これらの課題の中では、病院設計が一番やりがいを感じて楽しく学べました。
 
―:内定先を志望した理由や業務内容を教えてください
河野さん:今回、内定を頂いたのも医療関係施設を専門にする設計事務所で、本当に願った通りの業務内容となりました。3年時にインターンとして事務所の内側に入り学べたことが大きかったと思います。実際の実務では、学内で使用していた設計ソフトと同じものだったので、実務がスムーズにできた事も評価頂きました。逆にインターンに出たからこそ学べた事も多く、例えば設計配置では施設備品の配置場所や位置によってコストが大きく変わってくるなど、具体的なアドバイスを受けることができました。内定先の業務は、クライアントの要望を聞き、内外観や間取り、造作やデザインなど建物全体の設計・デザインを行う意匠設計になりますので、病院や医療施設を設計する経験を積みながら、一級建築士を取得していきたいと思います。
 
―:就活についてアドバイスがあれば教えてください
河野さん:まずはインターンに行くことですかね。僕の場合は、インターンに出たことでコミュニケーション能力の重要性についても学べたし、それがゼミの中でも活かされたと思います。自分のデザインを友人にプレゼンし、意見をきく。それを受けて自分のアイデアをブラッシュアップする、など卒業研究にも大きく影響したと思います。
 
―: 最後にこれから建築学科をめざす高校生に一言お願いします。
河野さん:これは北澤先生の言葉なのですが「100人いたら100通りの答えがある」、それが建築です。例えば、絵をかくのが苦手とか、デザイン力がなくても、構造の面からアプローチして建築業界で活躍することもできます。建築学を学ぶことは、日常の様々なシーンで活躍できる可能性を生むと思います。ぜひ、モノを創りだす楽しさを経験し、可能性を広げてほしいと思います。
 
―:本日はありがとうございました。
河野さん:ありがとうございました。
 
 
 
 

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