2025.07.07
建築学科3年生「キャリア設計」の授業で業界職種研究会を開催しました
6月25日(水)、建築学科※3年生を対象に「キャリア設計」の授業の一環として、卒業生を招いた業界職種研究会「卒業生座談会」を開催しました。
本授業では、建築・建設業界や関連職種に就いて入社3年前後の卒業生を招き、現場でのリアルな経験やキャリア形成について直接話を聞くことで、学生が業界への理解を深め、視野を広げることを目的としています。また、夏のインターンシップに向けて、自主的に行動できるように支援することも狙いとしています。
学生たちは各企業のブースに分かれ、企業概要や事業内容、選考の流れ、インターンシップの詳細、新入社員研修の様子などについて、卒業生の説明に熱心にメモを取っていました。
質疑応答では、就職活動の進め方や選考で重視された点、内定時期、必要な資格、入社の決め手などについて積極的に質問が飛び交い、学生の意欲的な姿勢がうかがえました。
学生たちからは、「座談会形式は初めてでしたが、質問時間を長く取ってくださるブースもあり、先輩方とじっくり話せてとても良かったです。就職活動をどのように進めたのかなど、リアルな体験談が聞けました」「はじめて施工図面を見て、授業課題とは異なる実務的な内容に触れられ勉強になりました。就職活動へのモチベーションが上がりました」「少人数のブース形式で先輩方との距離が近く、年齢も近いため質問がしやすかったです。就職活動だけでなく、ゼミの配属や大学生活についても聞くことができとても参考になりました。自分も先輩のように頑張りたいと思います」など、前向きな感想が多く聞かれました。
また卒業生からは「最初は緊張しましたが、学生が熱心に話を聞き、積極的に質問をしてくれたので嬉しく思いました。来年もまた参加したいです」「授業では基本を教えてもらえるので、今回は次のステップとして施工図面を見せました。学生から勉強になったとの声が聞けて嬉しかったです」「就職活動といっても、いざ始めようとすると、どう動いてよいのかわからない方も多いと思います。私の場合は、毎日のように大学のキャリアセンターに通い、職員の方に相談していました。皆さんも、まずは気軽に相談に行ってみてください」「一つの分野にとらわれず、さまざまな企業説明会やインターンシップに参加して新たな視点を持ってください。早い段階から行動を始めることで企業分析もしやすくなります。まずは自分が本当にやりたいことを見つけてください」といった温かいメッセージとアドバイスが送られました。
建築業界は幅広い分野で構成されており、多様な仕事や役割が存在します。本授業を通じてその多様性に触れ、視野を広げられたことは、これから本格的な就職活動を始める学生たちにとって、進路を具体的にイメージするための貴重な機会となりました。
※2024年4月より工学部 建築学科は建築・デザイン学部 建築・デザイン学科 建築専攻へ
参加いただいた企業(50音順)
・大阪市役所
・株式会社sai総合企画
・株式会社錢高組
・株式会社竹中工務店
・株式会社東洋設計事務所
・住友林業ホームエンジニアリング株式会社
・不二建設株式会社