2024.05.21
建築専攻の新入生が学外教育研修を行いました
5月11日(土)、建築・デザイン学部建築専攻の新入生が学外教育研修を行いました。
本研修は、歴史的及び現代的な建造物の見学とスケッチを通じて、世界各国の民族・風習を知ることを目的とし、これから本学で学ぶ建築学にとって必要となる知識の獲得を行います。また、新入生が互いに懇親を深め、これからの大学生活をお互い助け合いながら、楽しく有意義に過ごせるような環境づくりを行うことも目的としています。
本学を出発後、万博記念公園に到着しグループに分かれ「国立民族学博物館」を見学しました。同博物館は、文化人類学・民族学に関する調査・研究を行い、世界の諸民族の社会と文化に関する情報を提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的として開館されました。
続いて「EXPO’70パビリオン」を見学。同パビリオンは、1970年日本万国博覧会(以下:大阪万博)当時の出展施設であった鉄鋼館を利用した記念館で、2023年にはEXPO’70パビリオン別館を開館し、これまでの常設展示に加え、大阪万博開催時に太陽の塔の頂部に設置されていた「黄金の顔」の展示や、映像で当時を体感できるゾーンが新たに設置されました。
次に、国立民族学博物館 特別展示館地下休憩スペースへ移動し、昼食をとった後は服部緑地にある「日本民家集落博物館」へ移動してスケッチを行いました。
同博物館は、岩手県から鹿児島県奄美大島までの民家11棟を服部緑地内に移設し、日本最初の野外博物館として開館されました。現在ではなかなか見ることのない民家に学生たちは、熱心にスケッチをしていました。
学外教育研修の全行程を終えた学生からは「大学生になってこのような機会がないと思っていたのでとてもわくわくしました。歴史のある万博に行ったことがなかったので、とても勉強になり、先輩とも交流できたのでとても楽しい研修になりました」「みんなと仲良くなるきっかけになってよかったです」といった感想がありました。
建築・デザイン学部建築専攻 北尾聡子准教授は「今回の学外教育研修は、同級生同士の親睦を深め、サポート上級生と情報交換をし、建築専攻の学びをスタートさせる建築専攻1年生にとってとても有意義なものとなりました。天候にも恵まれ、展示物の鑑賞や近代建築、伝統的な民家建物の見学も各自が魅力的なスケッチ作品を完成させたことも大変良かったです」と話しました。
これからの大学生活への期待が膨らみ、学修への意欲も高まったのではないでしょうか。
今後、授業内にて本研修内容のプレゼンテーションを行い、更に理解を深める予定です。