2025.02.06
寝屋川市立中央小学校に廃材を使った「座れて 本が収納できる椅子」を寄贈
建築・デザイン学科 建築専攻 北澤誠男准教授が担当している「インテリア計画」では、2019年度から地域貢献・地域連携の一環として、本学に隣接する幼稚園の園児たちに近隣の製材所から頂いた端材や廃材などを使用し、収納BOXやコミュニケーションボードなどこれまでさまざまな木工作品を寄贈してきました。
6回目となる今回は、寝屋川市立中央小学校の児童たちに向けて「座れて 本が収納できる椅子」を製作しました。
10月に行われたデザイン審査発表を経て学生たちは、座り心地と収納力を両立させ、整理整頓を助けるアイテムとして、楽しさと実用性を考慮した椅子を目指して製作してきました。
1月15日(水)寄贈式当日、児童たちが本学を訪問。北澤准教授より今回の取り組みの背景や、椅子を作った過程などを分かりやすく説明し、児童たちは興味津々の様子で話を聞いていました。
その後、学生たちから椅子に込めた想いや本の収納の仕方など、使い方を児童たちに説明しました。
説明後、実際に座ってみるよう児童たちに促すと、座り心地を確かめながら実際に本を収納しお気に入りの椅子を選びました。学生たちも、児童たちとコミュニケーションをとりながら楽しい時間を過ごしました。
椅子は学生たち自らで小学校に運び入れ、児童たちはいつも通う学校に新しい椅子が設置されたことにうれしそうな笑顔をみせていました。
自分たちで作ったものが人の手に渡り喜んでもらえるうれしさを感じた学生たちは、授業を通じて、実践的な学びの場となり、同時に社会とのつながりを強化する貴重な経験となりました。建築・デザイン学科では今後もこの取り組みを続けていく予定です。
■寝屋川市立中央小学校 井戸美和校長コメント
「本校には本を読めるスペースがありますが、閑散とした雰囲気だったのであたたかみのあるものをリクエストさせていただいていた中、こんなに個性的で機能性のある素晴らしい椅子を製作していただき、大阪電気通信大学の底力を見せていただいたと思いました。今後も子供たちの意見や、みなさんのアイデアを活かしながら、一緒に共同していければと思います。若者の力を期待しています」
(本学のこの取り組みは、SDGs「12」「13」「15」に該当します)
関連リンク
建築・デザイン学科 建築専攻
https://www.osakac.ac.jp/faculty/architecture/arc/
研究室紹介サイトWHO’S LAB(北澤誠男准教授)